ルールは守るのがカッコいいんだぜ
子供たち、普通の公立の小学校に行っていて、中学校もできるだけ公立に行ってほしいと思ってます。お金がかからないから、というのもあるけど、特に中学校までは、“世の中にはいろんな人がいる”というのを感覚として身につけるいちばんいい方法かな、と思うので。
うちがどえらいリッチな家庭だったとしたら、中学校からバリバリのエリート校に入れて、高校で短期留学、大学で長期留学、で、“世界にはいろんな人がいる”というのを感覚として身につけるというのもいいかな、と思うのですが、いかんせん、ない袖はふれないのですよ。
で、中学校までに出会う同級生とか、先輩後輩とかで、ルールを破るのがカッコいい、みたいに思ってる仲間がいたとしたら、それにあまり同調しすぎることなしに、自分の判断として、“オレはそれはやらない”って線引きしてくれるといいな、と思います。
まあ、他人ごとみたいに言ってますけど、親権とられたら、実際に他人ごとになっちゃうんでね。
高校生、大学生だってそうなんだから、中学生なんて無力もいいところで、大人が決めたルールに反抗することぐらいしか、自分の主張とか度胸とかを示す方法がないわけで、だけど、そんなことしたって、勝てませんよ。勝てっこないです。
大人が決めたルールを覆すためには、自分が大人にならなければ。大人が決めたルールの中で工夫して、ルールとルールを組み合わせて、ルールに従ったままで勝ちを目指せるようにならなければ。話はそれからだ。
なんてことを、今朝考えていたら、今日、たまたま久しぶりに一緒に出掛けた娘(小4)が、「自由になりたい」「一人になりたい」ってことを話していて、私が「一人はいいよー。お母さんも、今めっちゃ気楽で幸せだもん」と言ったら、「いいなー。私も一人で好きなように、やりたい放題したい。でも、ルールは守った中でのやりたい放題だけどね」と、めちゃめちゃリンクすることを言ったのでびっくりした。
「やりたい放題って言っても、人のものを盗んだりしちゃダメなんだよね」とか、「だけど、食べるものを全部自分で買うのはお金がかかるから、ご飯はお父さんに用意してほしい」とか、しっかりというか、ちゃっかりというか。
まあ、ありがたい機会だったので、ルールは守るのがカッコいいんだぜ、ってことと、自由になりたかったら仕事をして自分でお金を稼ぐんだぜ、ってことを伝えた、つもり。
「好きな人ができてもその人のためになんでもしてあげちゃダメよ」ってことも伝えたけど、分かった、かなあ。分からん、だろうなあ。まあ、1回や2回間違えたとしても、それはそれで仕方なし。
恋愛は楽しいし、素敵なものではあるけれど、すべてをそれに捧げちゃダメよ、ってことで。
あー、娘とのデート、楽しかった~。