話しすぎて失敗するいつものパターン

好き勝手にこうして文章を書くのも好きですが、好き勝手にしゃべるのも、まあ嫌いではないです。私の話を聞いてくれる人がいると、ついついしゃべってしまいます。で、気分よくしゃべった後で、はっと我に返って「ああ、しゃべりすぎた」と後悔するんですが、この後悔するときのパターンはだいたいいつも同じです。

 

パターンその1は、やたらとなんでもまとめてしまったとき。「ああ、それはつまり〇〇ってことですね」と、さも分かっているかのように言ってしまう。私の雰囲気がそうさせるのか、これを私があまりに自信たっぷりに言い放つので、相手がときどき、うーん、ちょっと違うような気もするけど、まあいいかな、と話を終えようとしているな、みたいになることがよくあって、それを感じたとき、あ、やっちまった、と思う。

 

パターンその2は、反論、論破をしかけてしまったとき。「え、でもそれは〇〇なんじゃないですか? だって〇〇ですよ」と、相手に同意しない雰囲気を醸し出すと、相手は、うーん、まあうさぎさんがそう言うならそうかもしれませんね、ええ、みたいな感じで話が終わってしまう。あるいは、先方もむきになって言い返してきたりする。私は議論したかったわけであく、対話したかったはずなのに。そういうときも、あ、やっちまった、と思う。

 

パターンその3は、自分の話にパクってしまったとき。「あー、わかります、わかります。私も〇〇でした」みたいに言ってしまうことが、これまたよくあるのだけれど、前半の「わかります、わかります」は大嘘で、何もわかっていないのに、自分の話がしたいのを抑えきれないがために、「わかります、私も」と、無理やり自分の話につなげてしまう。自分の話をするのは気持ちがいいので、話し終えたあとで、あ、やっちまった、と思う。

 

どのパターンも、結局私は、「俺の話を聴け~」パターンの失敗で、失敗のパターンって、つまりは私の人間性ってことなので、この失敗を自覚するたびに、あーあ、私ってやつは…と思う。

 

思うんだけど、結局いつも、過ちを繰り返す。直そうと思って直るなら、とっくに直ってる。

 

だけど、自覚してるだけマシかな、と思う。本当に本当に失敗してしまったときは、謝る覚悟もある。そして、こんな話し方をしてしまう私だということが分かっているからこそ、それでも私の話を聞いてくれる友人は、大切にしなきゃな、って思う。

 

話を聞いてくれる人の存在って、ものすごく大切ですよ。こんなこと書いて、読んでくれてる人の存在も、もちろんとても大事。ありがとうございます。

 

おやすみなさい。