重たくてごめんなさい

結婚を一度もしたことがない人と、たった一度の結婚を失敗した人と、どちらが結婚についての真実を知っているだろう、と思った。

 

たぶん結婚についての真実、なんてものはなくて、夫婦の数だけ結婚の形はあるのだろうから、したことがない人はしていないだけ、一度した結婚を失敗した人はその結婚が失敗だっただけ、なのだろうけど。

 

言葉に頼りすぎるのもどうかと思うけど、でも、人間は言葉で事象を理解するのだから仕方ない。

 

私は、自分の思い描いていた結婚を、自分の行動で実現することができなかったのだ。世間一般の結婚のイメージや、唯一間近で見ていたと言える両親という夫婦の形を見ていて、なんとかそれを模倣すれば夫婦という関係が続くと思っていたのだけれど、それがどこかで破綻をきたした。

 

過去のあの時点であんなことをしなければ、あの頃にもっとこうしていれば、と思わないわけではないけれど、思ったところで過去は変えられない。他人と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来。

 

とはいえ、自分のことも簡単には変えられないのだと思い知った今。これからどうすっかなあ。

 

ブログを始めた3か月ちょい前、「誰か私と一緒に老いてくれないか」というタイトルをつけたのは1人で老いていくにはあまりに寂しいと思ったからだけど、でも、一緒に老いてくれる人は見つかっていなくても、確実に私は3か月分老いたのと同時に、ここを読んでくれているあなたも3か月分老いている。

 

なんか、もうそれだけでいいじゃん、って気がしてきた。みんな、私と一緒に老いてくれないか。結婚なんてしてくれなくてもいいからさ。