顔の美しさと努力の話

自分の顔について、目が大きいことと、歯並びがきれいなところは好きだけれど、シミそばかすが多くて、いつも目の下にクマができているのは、気に入っていない。肌のきれいな人をみると、いつも羨ましいなあ、と思ってしまう。

 

目が大きいことも、歯並びも、あまり努力でどうにかなる要素ではない。もちろん美容整形や、歯科矯正をすれば変えることは可能だけれど、それよりも、肌の白さやきめ細かさは、努力の結果が表れる場所ではないか。

 

だから、羨ましい、という意味ではない。

 

私はたぶん、シミそばかすが出やすい体質なのだ。もともとそういう体質なところに加えて、ものすごくずぼらなもんだから、シミそばかすが顔中にのさばっているのだ。

 

でも、だからといって、それに対してものすごく努力をしようとは思わない。昨年だったか一昨年だったか、思い切ってレーザー治療をして、大きなシミをとったけれど、それはそれで満足だったけれど、大きくないシミ(決して小さなシミではない。中くらいのシミというか、ものすごく目立つものではない、というだけの有象無象のシミ)はたくさん残っているし、数でいったらそりゃあもう、ものすごい数のシミが顔中に散らばっている。

 

シミなんだかそばかすなんだかほくろなんだか肝斑なんだかクマなんだか、よく分からないけれど、とにかく私の肌は汚い。

 

汚いんだけど、正直、あまり気にしていない。まわりは、「うさぎ、もっと気にしてくれ。化粧をちゃんとしてくれ」って思ってるかもしれないけど、鏡で自分の顔を見て、「うわー、ごっつ化粧厚いわー」と思うよりも、「うわー、えらいシミそばかすが増えたなー」と思う方が、気分が良いのである。

 

化粧が厚いのは、自分で気持ちが悪いのです。シミそばかすが多いのは、自分では気持ち悪くないのです。

 

他人にどう思われているかよりも、自分の気持ちよさを大切に生きていきたいのです、私は。もしかしたらそれが、非常識だとか、無礼だとか、失礼だとか、思われているかもしれないけれど、思われてたって別にいいです。思われてるとしても、私のまわりには友達も家族もたくさんいてくれるので。

 

結局、努力って、この年になるとどれだけお金をかけるか、ってことになると思うのです。ファンデーションとかさ、美容液とかさ、エステとかさ、整形とかさ。正直、努力ができないというよりは、お金がないんです。そういうことに使うお金がもったいないんです。

 

じゃあ、何にお金を使ってるのかって、何に使ってるんでしょうね。あんまりお金使ってないんですよね。使ってないのに、ないんですよね。

 

稼げ、って話ですよねー。あーあ。

 

おやすみなさい。皆さま、よい週末を。