イカの塩辛とビール

パン断ちをしていたところに、外部会議でのランチがサンドイッチで、パンを食べてしまいました。めっちゃ美味しいサンドイッチだった。

 

そして、パンだけを断ってはいたものの、寝る前にクッキー食べたりお昼の定食の白米を大盛り完食したりして、ぜんぜん体重落ちないし、体型変わらないし、あごはたるむ一方。

 

そして今、イカの塩辛をアテにビールを飲んでいる。あたしゃいつになったら大人になれるんだろう、と心配していた時期もありましたが、なんだか典型的な大人=うだつのあがらない中年像を自分で実現していると思うと、それはそれで感慨深いです。

 

やってもやっても仕事は終わらんが、今日、ひとつ終わった仕事もあって、よくやった私、ととりあえずホッとしている。私は仕事を受けて人に頼んで進行管理して納品しただけ、なんだけど、この「だけ」でお金がもらえているのだし、とりあえず感謝してもらえてるし、文句も言われていないし、何よりもお金がもらえているのだから、それでいいのだろう、と思う。

 

私、ちゃんと仕事してるのね。実感ないけど。

 

私、自己肯定力はめちゃめちゃ高いくせに、仕事における自己評価がめちゃめちゃ低い。前の会社にいるとき、私なんてまわりの人と仲良くすることしかできない。私なんて言われたことをきちんとこなすことしかできない。私なんて締め切りを守ることしかできない。私なんて他部署の人にも気兼ねなく相談することしかできない。私なんて他部署の人に迷惑をかけたと思ったら直接に謝りに行くことしかできない。私なんて書類をもれなく埋めることしかできない。私なんて会議で懸案事項を通すための根回ししかできない。私なんて会議でその場にいる人を怒らせない発言しかできない。私なんてたまにノルマでもなんでもない企画を立案して実現することしかできない。とか思っていましたが、これだけできればめっちゃ優秀な社員ですよね???

 

の、はずなんですが、私は心の底から「このままこの会社にいて、お給料が上がっていくなんて申し訳なさすぎる。私がもらうお給料がもったいなさすぎる。どうせだったらもっと優秀な若者がこの立場に収まるべきだ。」って思って辞めたんですよ。どんだけお人好し。

 

それでも、会社を辞めてよかったなあ、と思う。辞めたことで出会えた人たちが大好きで、大好きで。辞めたことで見ることができた世界が面白くて、面白くて。

 

たぶん、会社を辞めていなかったら、今こうしてイカの塩辛つまみながらビール飲んだりもしてないはず。塩辛も、ビールも、美味しい。塩辛くて苦くて、大人の味。自由と責任の味だ。

 

私、大人になったなあ。