あれーこの本を話題にしてるブログないの!?

 

せいのめざめ

せいのめざめ

 

先日(っていうかいつだっけ)買ってきた4冊の本のうち3冊目です。読みました。

 

 

結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日 (幻冬舎文庫)

結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日 (幻冬舎文庫)

 

 で、ずっと益田ミリさんが気になっていて、でもこの本はずっとずっと読む機会がなくて、今年になって出たことを知った、

 

せいのめざめ

せいのめざめ

 

 が、この前に行った書店に置いてあったので、買いました。ご縁とタイミングですね。

 

 

 『結婚しなくていいですか。』が、なんで気になっていたかって、私、今思うと、結婚したことの言い訳を探していたのだと思う。

 

『結婚しなくていいですか。』は、読んでいないのだけど、おそらく、結婚しない女性が、しなくていいですか、いいですよね、だって、私の毎日はこんな感じで、私はこんな風に感じてるんです、ってことを描いているのではないかと思うのです。当時、結婚していない友人たちの間で、とても話題になっていた。

 

そして私は結婚していたのだけど、結婚していたことに対して、結婚したんですけどいいですか、いいですよね、だって、私の毎日は…ってことを、だれにともなく言い訳したい気持ちでいたんじゃないかな。なんというか、自分で自分を納得させるために、一生懸命、理論武装しなきゃいけなかった、みたいな。

 

結婚しなきゃよかった、とは全く思いません。結婚したことで生まれた3人の子供たちは、本当に本当にかわいいし、私に子供を産ませてくれた夫には感謝しているし、何より、「結婚しておけばよかったかな」って過去のことを思い返す必要がないのはとても楽ちんだと思う。

 

だけどやっぱり、別の選択肢として、そして友達やその他多くの女性たちが選んでいるように見えたものとして、結婚しない人生というのも、気にはなっていたのだなあ。

 

全然『せいのめざめ』の話になってませんが。

 

『せいのめざめ』は、中高生のころ、異性の身体や性の営みについて、ものすごく自由な想像をしたり、部分的に間違って入ってくる情報に驚いたりおののいたり。そういう青春以前の日々のことを、お二人が思い出して描いて&書いているのですが、ただただもう、二人ともよくそんな昔の感覚を覚えているなあ、という感想です。私、性について昔どんな知識を抱いていたかなんて、全くもって忘れてしまいましたわ。

 

しかし…人間の性って、どうして必要なときに必要な知識が身につかないような社会の仕組みになってるんでしょうね。きっと、不都合な真実だからなんでしょうね。人間が性欲を支配してしまったら、生殖なんて今よりもっと抑制される気がしますもの。

 

「性の目覚め」の対義語ってなんでしょう。「性の衰え」? 衰えじゃなくて完全に息絶えてしまうのって何て表したらいいのかしら。こ、更年期? えー、やだーもー。