と書きつつさらに書く

寝ようと思っていたのだけど、仕事していたら思い出したことがあったので戻ってきた。

 

ずっと自分がやってきたことを、他のだれかには「絶対できない」って言うのって、何なんだろうなあ、と思う。

 

この仕事は自分にしかできない、とか、この仕事はあの人には絶対できない、とか、そういう風に思うのって、恥ずかしくないのかなあ? え、あなたにだってできているんでしょ? なんで他の人にはできないって思うの? あなた、そんなに特別なの? って思ってしまうのだけど…。

 

前の職場で、同僚が抱えている仕事が多くて大変そうだったので、一部分を私がやりましょうか、と申し出たら、「え、この仕事、けっこう難しいよ? 加茂さんにできる?」と言われて、鼻白んでしまったのも思い出した。

 

その仕事に思い入れがあればあるほど、きっと、他の誰より自分がうまくやっている、と思うのだろうなあ。あるいは、その仕事が好きであればあるほど、自分ほど愛情や情熱をこめてこれができる人は他にいないはずだ、とか。

 

しょーじき、いい迷惑ですよ。代わりはいくらだっているんです。

 

私だって、いつ、だれに、お払い箱にされたって、文句言えないと思って働いている。いつ、社会からNGつきつけられるか分からない中で、精いっぱいやっている。

 

合格点を出すのは本人じゃない。仕事は、したくてするものじゃなくて、社会からの要請があってするものだ。

 

あー、海援隊の『贈る言葉』まで、脳内をぐるぐる回りだした。「だけど私ほどあなたのことを深く愛したヤツはいない」。

 

…。たとえそうだとしても。

 

だから何だっつーの。愛情の押し付けされても迷惑なんですけど。

 

他人と自分の感情は、きっちり分けましょう。他人からの評価は、甘んじて受け入れましょう。

 

おやすみなさい。