自分のキャラについて考えてみた

先日、とあるきっかけがあって自分の21歳のときの写真を見てみたのですが、いやー、なんちゅーか、幼い。幼くて、バカ。いや、それなりにいい大学に通ってましたけど、このころは、世の中のことも、自分のことも、なーんも分かってなかったなあ。無邪気に笑う、そのシミもしわも肝斑もクマもたるみもほうれい線もない頬を、ひっぱたいてやりたい。「ガキが! いい気になってんじゃねーよ! あたしゃもうお前の倍も生きてんだよ!」と。

 

学生のころは、社会人になってしまったら、もうそれは「社会人」という1つの選択肢でしかなくて、道は一本で迷うことなく進んでいけばいいのかと思ってた気がするのですよね。しかーし、それは大きな間違いであった。社会人になってからのほうが、歩む道の分岐点はいくつも訪れ、しかもそれは3月とか4月とかいうタイミングも、3年とか6年とか4年とかいう周期も知らされておらず、いきなり決断を迫られたり、かと思えば決断しないでいいと思ってたのにいつの間にか手遅れになっていたり。

 

今思えば、大学を卒業するまで、つまり「学生」という身分でいられたときのほうがよほど、人生は一本道でありました。親の望むように、先生の望むようにふるまっていれば、何事もなく年月を重ねることができた。22歳までの私よ。幸せだったね。

 

そして今、私は42歳だ。正直、21歳のときにはなかったものをたくさん、たくさん持っている。そして、21歳のときよりも、ずっとずっと幸せだ、と胸を張って言える。

 

失ったもの? 若さ? 若さって、何? 若いって、愚かってことでしょ? バカってことでしょ? そんなもの、欲しくもないわ。

 

というわけで、私はこの先の人生、なんだかよくわからないがやたら自分に自信をもってるおばちゃん、というキャラで生きていこうと思います。