5ヶ月も前に見た映画のこと
もう5ヶ月も前のことになってしまったけれど、今年のGWにDVDで見た、
が、かなーり面白かったのですが、どこにも書いてないし、誰にも話せていないので、ここにお知らせいたします。
ダメっダメの主人公、堤真一が、漫画家を目指します。出版社に持ち込みをして(担当者の濱田岳がまた、めちゃめちゃうまいんですが)ことごとく断られます。
ダメっダメの堤真一は、寝っ転がってテレビゲームしたり、父親に怒られたり、ファーストフードの店でバイトしたりしながら、それでも何度も漫画を描く。
ダメっダメな男、42歳、という設定なんですが、堤真一がカッコよくて、なんだかおかしな幻想を抱いてしまいました。世の中の42歳、まだまだイケる!みたいな。
ダメっダメの主人公は、シングルファーザーでもあり、高校生の娘(橋本愛)がいます。娘は、父親の漫画家になるという夢を応援して、とあるバイトをしてしまうのですよね。このあたり、主人公のダメっぷりも、娘の親孝行っぷりも極端だし、なかなかそこまで思いやりあえる親子はいないだろうな、と思いつつ、子が親を思う気持ちとしてはリアルで、切なくなりました。
大人だって夢を追っていい。だけど、大人には責任がある。だけどやっぱり、夢を追っていい。
その、「夢」と「責任」という矛盾した2つのせめぎ合いが、ものすごくうまく、そして面白く描かれている映画でした。
堤真一みたいな人、どこかにいないかなー。
ではでは、またね。