すこぶる体の調子がいい

今日中に書かなければいけない原稿があって、でも、その原稿の材料になる資料がまだ届いていなくて、したがって、私は仕事を終えることも進めることもできなくて、まだ会社にいます。

 

まあ、資料を待っているだけじゃなくて、別の仕事もあるからどうせ帰れないのだけれど。

 

帰れないことが、悲しいわけでもなく、うれしいわけでもなく、空しいわけでもなく、ありがたいことでもなく、単に私は今、そういう人生の時間の使い方をしているのだなあ、という感じ。

 

会社の売り上げは相変わらずひどいもんだけど、なぜだか私はすこぶる体調がいい。少し前まで、頭やお腹に感じていた違和感や痛みが、いつのまにやら全くなくなっている。少し前まで、痛いような気がするな、いや、気のせいだ、甘えてはいかん、自分で痛いことを言い訳にしているんだ、本当に痛いかよく考えろ自分、みたいに痛みを打ち消していたような感覚があったけれど、今は、本当に何の違和感もない。快調。

 

身体に痛みがないというのは、ありがたいことです。私、授乳しているときに何回か乳腺炎になって、乳腺炎というのはもう、本当に本当に、「ああもう、この乳房を切り落としてくれ!」と思うくらい痛くて、そのときに、痛みというのは人間の尊厳を奪うなあ、と思っていました。痛みを取り除くためになら何でもする、という気分になってしまうのです。

 

人間性が、痛みに負けてはいけない、なんていう戦いをするのは非常に精神的に疲れることです。痛みのない身体は、本当に、ありがたい。

 

心と体はつながっているなあ、ということを思います。心が元気になったから体も元気になったのか、あるいは体が元気になったから心も元気になったのか。

 

おそらく後者だと思います。だって、心も体の一部だもの。頭の言うことにそのまま従うのではなくて、体の言うことを素直に聞く。そうすると、言うことを聞いてくれた体が、今度は頭で考えることに恩返しをしてくれるのではないでしょうかね。

 

言うことを聞いてもらえる、というのはそれだけで嬉しいことですから。存在を認めてもらえる、そのままを受け止めてもらえる、ありのままをそれでいいと言ってもらえる。そういう安心感があると、心も体も、リラックスできるのではないでしょうかね。

 

って、こんな抽象的というか、スピリチュアルというか、何の確証もないようなことを書くのはキャラではないのですがね。なんとなく、今の私はそういう気分なんです。

 

そういう気分を起こさせるような身体の状態、ということです。つまり体調がいいんですね。