どす黒い言葉が出てきた

他人の気持ちは理解できないものだけれど、なんとかして理解したいと思ってしまう心理はいかんともしがたい。完全な理解はできないけれど、解釈をしないことには、相手との距離感も関係も進展させることもできなければ収束させることもできないので、なんとかして理解、あるいは解釈をしなければ始まらない。

 

私はわりと、人の気持ちを読むことが得意なんだと思うけれど、その一方で、「本当はどう思ってるのか」というのを気にしないことも得意である。たとえば、会うたびに私のことをにらみつけてくる人とか、私が何かするたびに舌打ちする人がいたとして、その人はたぶん私のことを嫌っているとは思うけれど、たとえば仕事関係の人だとして、その人に私が「すみません、これどうしたらいいですかね?」ってにこやかに相談したときに、「〇〇しておいて」って言われたら、素直に〇〇するだけである。それが仕事上、筋が通ったことだとしたら。

 

「〇〇しておいて」という指示の裏に、「本当は私のことが嫌いだけど仕方がないから指示をしただけだろう」とか、「私に指示しておきながら本当は私のことを無能だと思ってるんだろう」とか、「言ってみたところでできるかどうか試しているんだろう」とか、そういう、余計なことは考えない。私のことを、面と向かって「僕はきみのことが嫌いだから」とか、「僕はきみのことを無能だと思ってるから」とでも言われない限り、「本当は私のことどう思ってるんだろう」とか、考えない。考えたって、仕方ないから。

 

逆に、私のことを信頼しているからこそ言っている冗談なんだろうな、ということがなんとなくわかっても、「きみだったらミスしそうだよね」とか、「またきみのところで仕事が止まってたの?」とか言われたら、ああ私は無能ですよね、すみませんね、この仕事やめますね、って辞める。実際、辞めたし。慌てて引きとめられたけど、知るか、もう遅いわ、って思った。

 

いや、今の話じゃないです、ずっと昔の話。

 

何が言いたいかって、私は言葉にできない気持ちもあることも知ってるけれど、言葉にできたほうが強いし、言葉には力があると思っているので、本当に私のことが嫌いだったら、面と向かって「おまえなんか嫌いだ」って言ってみろ、と思うという、そういう話です。言えないってことは、言ってはいけないことを考えてるってことでしょ、と。それはつまり、面と向かって「おまえなんか嫌いだ」って言ってしまったら、それはもう取り返しがつかなくて、言ってしまった方が負け、みたいなケースが多いんじゃないかと思うので。

 

なんだかよく分からないけれど、なんだかどす黒い言葉が出てきちゃいましたね。とほほ。

 

関係ないトラブルが解決しない

お久しぶりです。もう、半月くらいここの投稿をしていないかと思ったけど、まだ1週間くらいだった。

 

悩むことなく、淡々と、日々を生きています。完全に平和というわけではない。直接に自分には関係のないのだけれど、週に何日か顔を合わせて一緒に過ごす立場の女性(年上)が悩みをかかえていて、その進展と彼女の心境を逐一聞かせてもらっていて、それがなんというか…何人もの大人が寄ってたかって、ぜんぜんトラブルを解決できていない感じが、もどかしい。

 

私はこれまで、自分の愛情の押し売りをしすぎて、余計なお世話で人に迷惑をかけてきたという自覚があるので、この頃はできる限り自分に関係のないトラブルは「解決してやろう」とは思わないようにしている。

 

しかしその一方で、自分にできる限りのことをしないと怠慢だ、という意識が働き、「私にできることがあったら言ってください」と伝えてはあるものの、具体的に私が動くとますます事態がややこしくなりそうで、何もできずにいる。

 

何のことやらさっぱり分からないと思いますが、この問題を解き明かすには、たぶん本1冊ぶんくらいの分量が必要で、それぞれの登場人物にそれぞれ積み重ねてきた時間があり、心境の変化があり、その中でAさんはBさんに思ったままを伝えられるけれども、BさんはCさんに遠慮していて、さらにCさんはAさんの腹ばかりさぐっている、みたいな状況で、なにひとつ状況が変化しない。

 

状況が変化しない、ということを、私はことが解決しない、というふうにとらえてしまうけれども、Aさん、Bさん、Cさんがどんな思いで受け止めているのかは分からない。Aさんはいつまでたっても誰も自分を理解してくれないと思っているかもしれないし、Bさんはどいつもこいつも自分の言うことを聞かないと思っているかもしれないし、Cさんは状況を変えたくないからこそ自分の粘りが効いていると思っているかもしれない。

 

私は、AさんでもBさんでもCさんでもないので、ただただ、問題が解決しないなー、状況が何も変わらないなー、と思って、見ている。

 

見ているだけなら良いのだけれども、やや、自分がイライラしはじめているのも感じていて、この私のイライラを解消できるのは私だけなので、さてどうするかなー、というと、話を聞いても共感しない、という方向に話が行ってしまうので、それはそれで自分としては冷淡になりたくないので、困ったものなのである。

 

ま、余計なお世話なんですけどね。

 

おやすみなさい。

 

 

個人が貶められると私は怒る

私はどうも、「誰とも違う特別な私」「たった1人の際立つ個としての自分」というものにかなりの価値を見出しているようなんである。

 

5年前までは会社員をやっていて、それも超一流企業でもなければ、超零細企業でもなく、まあわりと普通と言っていいような会社で、まわりがみんな普通に平社員として働いている中で自分も平社員で、そういう状況がガマンできなくて、辞めてしまった。私は、「もっと私という個人を輝かせてくれる職場で働きたい」と思ったと書けば、ちょっとだけカッコがつくような気もするけれど、まあ、単純に「目立ちたかった」だけです。ほんとバカなんだけど、脱サラしたのはフェイスブックのネタが欲しかっただけなんちゃうんか、って思わないでもない。

 

でも、それを後悔しているわけではないです。あのまま、「私ってなんて普通なんだろう…」「こんな普通の私には価値がないんだ…」と、鬱々と40代を過ごしていたかもしれないと思うと、それこそ恐ろしいです。今は、立場的にあんまり普通じゃなくて、安定もしてなければ成功もしてないけど、「普通の自分には価値がない」と思って生きているよりは、300倍くらい楽しい。あくまでも自分の価値観ですけど。

 

と、自分を肯定するためにこんな話をしようと思ったのではなくて、実は、他人の言う言葉で「個」である存在の個人を無理やり立場や環境やコミュニティや何かの単位や組織にひもづける、あるいは押し入れる、閉じ込める、そんな発言に、ものすごくカチンと来るのです。

 

たとえば、「あの人の服装、おかしいって自分で気づいてないのかな。奥さんとか、出かけるときに恥ずかしいと思って着替えさせたりしないのかしら」という発言に、カチンとくる。

 

しばらーく、なんでそんなにカチンと来るのか、わかっていませんでした。が、たぶんこれは、その服装のおかしい人と、その人の奥さんを、「夫婦」という単位におしこめようとしている考え方に、違和感を感じているのです。

 

誰かがどんな服装をしようと自由であるのに、それを非難した上で、さらにその個人の家族という立場の人間まで恥ずかしく思うべきだという考え方。それに、私は怒りを抱く。

 

立場上、夫婦であっても、家族であっても、何を誇りに思うか、何を恥ずかしく思うかは、自由であるはず。ましてや他人から、「なんで恥ずかしいと思わないのか」と責められる<筋合いじゃない>と書きかけたけど、「筋合い」こそが、立場に人を閉じ込める言葉だ。

 

別に、何か私に強烈なイヤな体験があったとか、そういうわけではないのだけれど、ただ、最近そういう風に自己分析した、という話。です。

私は数で解決したい

美容院に行ってきた。「今、めっちゃ短い前髪が流行ってますよね」って言ったら、「やります? 似合うと思いますよ」って言われて、その気になった。が、「どうします?」って言われて、「ぶ、無難なままで…」とひよってしまい、まあ、普通の前髪にしてもらった。さっき、トイレに行ったら前髪のまわりに白髪がいっぱいで、まあ、こんな白髪だらけで可愛らしすぎる前髪にしなくてよかった、とちょっと思ったところ。

 

私はよく髪形を変えるのである。常に、今より良い髪形があるのではないか、変えてみたらもっと良くなるのではないか、と思って果敢にチャレンジしてしまうのである。それで後悔することもあるけれど、ずっと同じなのは飽きてしまうのだ。

 

同じ色の口紅を3本も買って、いいかげん飽きてきたのと、なんだか似合わなくなってきたような気がするのとで(ほんの数か月でそこまで老けたり雰囲気が変わったりしないと思うのだけど、たぶん、夏でめちゃめちゃ日焼けをしたのと、口紅そのものが夏っぽい色なのとで、なんだかそれがやたらと気になってしまっていた)、新しい口紅が欲しい、と書いていた問題は、ずっと持ち続けていた、古いわりと真っ赤な口紅をつけてみたら、かなりいい感じだったので、それに変えた。問題は、その口紅が1本しかないこと。私は、1つのものを持ち歩く、ということがものすごく苦手で、口紅も、バッグに入れておくのを1本、家の洗面所に入れておくのを1本、という風に固定したいのである。朝、家で化粧するときに、会社に持っていくかばんから口紅を取り出して、それをまた忘れないようにかばんに入れる、なんてことは、めんどくさくてとてもイヤ。世の中の女性の大多数がそれをやっているかもしれないけれど、私はイヤなんです。

 

不便をガマンするよりも、数で解決したい、というところが私には多々ある。家の中にはものすごい数のゴミ箱があって、それはなんでかというと、座る場所にひとつずつゴミ箱があるから。座った状態で、いつでもすぐ手の届くところにゴミ箱が欲しい。もちろん、座る場所にひとつずつボックスティッシュが置いてある。

 

ボックスティッシュの数ということでいったら、リビングダイニングに3つ、寝室に1つ、台所に1つ、洗面所(トイレではなくて鏡台の横)に1つ、という計6つのボックスティッシュが置いてある。ティッシュを取るために立ち上がる、とか、移動する、いうのがイヤなの。

 

同じように、家で使っている洗面道具を旅行の準備のために移動させるのが嫌い。旅行のための洗面道具は別に用意してある。1つのもので兼用するのは日焼け止めくらいだ。この、日焼け止めも、普段に使っているものをぎりぎりになって旅行用に準備するのがイヤで、この夏の旅行ではあらためて新しい日焼け止めを買った。

 

そんなわけで、つい先日、古い日焼け止めを使い終わって、やっと、洗面所に置いてある日焼け止めが2つから1つに整理できました。

 

10月になっても暑いですね。なんだか久しぶりにちょっとだけ長く書いちゃった。

元気になって美味しいものを食べる

週末、っていうか昨日、久しぶりにママ友と飲んだ。昔はよくママ友と集まっていたけれど、今回はなかなかに久しぶり。

 

親権を手放してでも離婚する、と決めてから、親権以外の部分でぜんぜん離婚の話が進まず、別居状態のまま、だけど親権についてはほぼほぼ手放したままのような状態なので、それ以来、私の母親としての立場はかなり微妙。そんなわけなので、ママ友ともあんまり会わなくなっていた。

 

会わなくなっていた、というのはなんとなく会うのが気まずいから、というわけではなく、会うのも久しぶりだし、今のこの別居の状態をどうやって説明するかなー、と思っていたのだけど、集まった早々に、みんなから「うさぎさん、まだ別居状態なの?」「え、いまだに離婚してないの?」みたいに言われて、あれ、私、いつの間にそんな話をしてたんだ(笑)、って状態でした。っていうか、それほど久しぶりってわけでもなかったのか。

 

籍が抜けてないから次のパートナーが探せないと言えば、「別にすぐに結婚したいわけじゃないなら、いくらだって恋愛すればいいじゃん」と激励され、仕事の愚痴を言えば、自営業でお店やってる友達から「ごちゃごちゃ言ってるヒマがあったらうちの店にきてトイレの掃除してくれ」って活を入れられ、まあ、なんというか、元気が出ましたよ、ホント。友達って、いいなあ。

 

飲み会で、お酒も飲んだし、おつまみも食べたし、体重がどーんと増えるかな、と思ったけど、今朝はかってみたら、そうでもなかった。時間差で増えるのかな。

 

一日一食、のつもりでいると、その一食をないがしろにできないというか、そうそういい加減なものを食べたくないので、1週間のうち、唯一家で食事をする日曜日のお昼も、それなりに美味しいと思えるものを作るようになりました。なりました、ってまだ2回目だけど。

 

今日は、前から食べたいと思っていたサバのサンドイッチを作った。ずいぶん前に美味しそう、と思って買ったままになっていたサバのオリーブオイル漬けの缶詰があったので、バゲットと、ブロッコリーの芽と、レモンを昨日のうちに買っておいた。

 

レモンは、ほんのひと切れ使うだけだから、残りははちみつに漬けておこう、と、昨日の夜にレモンを切ったら、当初の目的を忘れて、全部はちみつに漬けてしまった。私の完璧なサバサンドへの夢がもろくもくずれた…。

 

今朝になって、はっ、私はアホか、と気づいたわけですが、はちみつ漬けから救い出して、水ではちみつを落としたら、普通に酸っぱいレモンのままだったので、ちゃんとサバサンドの酸味として役立ちました。

 

トーストしたバゲットに、マーガリンをぬって、ブロッコリースプラウトとサバの缶詰を載せて(缶詰のまま載せたわけじゃないですよ)、その上にいちょう切りにしたレモンを。

 

美味しかったです。見た目も完璧でした。写真はないけど、本当ですよ。うさぎは、やればできる子なんです。

 

元気になってよかったねー、私。

 

私があこがれているもの

1週間前に「1.2キロ落ちた」と報告していたダイエット、その後もさらに0.8キロ落ちたのですが、その後リバウンドしたりまたちょっと落ちたりして、今日の朝の時点ではスタート時と比べてマイナス1.4キロです。

 

そりゃそうだ。最初の勢いで体重が落ち続けていたら、2週間くらいで体重が半分くらいになってしまったかもしれん(適当)。

 

身体って、うまくできてるな、と思います。私の体は、これからあんまり栄養が入ってこなさそうだ、ということに気づいたのでしょうね。だから、燃費を保とうというスイッチが入ったのでしょうね。

 

このくらいのことで、動揺はしません。粛々と、一日一食を楽しんで、味わって、健康的に生きていくのみ。

 

なんというか、つくづく私は、「続ける」こととか「一貫する」「貫徹する」ということに価値を置く人間なのだな、と思います。少し前まで、自分のことを「飽きっぽくて何も続かない」と思っていたのだけれど、それって、「続ける」ことが大切だという価値観だからこそ、自分が「続かない」ことが気になってしまうのだと思う。

 

「続ける」ことに価値を見出していなかったり、「続ける」ことが努力の対象でなかったりする人だったとしたら、「いつのまにかやめてしまっていたこと」になんて注意が向かなくて、「ああ、そういえばそんなことしてた時もあったね」「あれ、そういえばいつの間にかやめちゃってたわ」っていう感じで、さらさらと、するすると、いろんなことをやめる、あるいはやらなくなるのだと思う。

 

大学生のときに初めてつきあった彼氏が、いろんなことにすぐに手を出す人で、アメフトのサークルに入ってみたり、単館系の映画をいいと言ってみたり、バイクに乗ってみたり、いろんなことに興味をもって、実際に時間やお金を使っては、すぐにそこから離れていた。私はそれを、なんとなく恥ずかしいことだと思っていた。ちょっと面白そうと思ってはつまみ食いして、その後すぐにほったらかすなんて、みっともない、と。

 

だけど、考えてみたら、次から次へといろいろなことを試してみるという意味では、実行力のある人だった。「面白そう」と言うだけで何も行動を起こさない人も、多いと思うから。「じゃあやってみたら」と言うと、「今はちょっとお金が足りないから」とか、「いやもうちょっとちゃんと調べてみてから」とか言って、何も自分で活動しないままに年をとる人も多いと思うから。

 

私は、できたらひとつのことを、何年もあきらめずに粘って取り組んでみたい。たぶん、それってライフワーク、みたいなものだ。そういうものに、あこがれがある。手に入らないかもしれないからこそ、あこがれがある。

 

食べなくて良いスイッチが入った

突如として、「私、このままでは見苦しいかも」スイッチが入ってしまい、月曜日から本気のダイエットを始めました。月曜日からなので、まだ5日目です。なので、ダイエットが続いているとはまだまだ言えない状態です。

 

が、本気のダイエットなので、一気に体重が落ちています。5日間で1.2キロ落ちました。

 

どういう方法でやっているかというと、夕食をバナナ1本と豆乳200ccのみ、に変えました。

 

ちなみに私は、3年ほど前から朝食をとっていないので、夕食をバナナと豆乳にしてしまうと、実質、一日一食です。お昼ごはん、のみ。

 

これがですね、まったくもって快適で、なんでこれまであんなにたくさんの食料を食べていたのか、自分で不思議になるくらい、お腹がすくこともなく、がまんでツラいということもなく、朝も夜も、きげんよく過ごしているのです。

 

夜、なんとなくお腹がすいたから食べてしまおう、ということは、一切やめました。だって、「これくらい、いいだろう」っていう判断って難しいんです。絶対に、食べちゃダメ、っていうのは、むしろ簡単。ちょっとだけなら食べてよい、とすると、ついつい食べ過ぎる。だから、一切食べない。

 

こうして決心してしまうと、不思議と食べたいと思わなくなりました。一日に一回だけのお昼ごはんを、心からあじわって食べて、その満腹感が、夜まで続く感じです。

 

しっかりと眠り、朝になってお腹がすいてパワーが出ないかというとそんなこともなく、毎朝、起きてトイレに行ったあとで体重をはかる、というルーティンにしているので、毎朝、毎朝200gずつ減っていくのが楽しくて(今日は昨日と比べて400g減っていた。なので合計1.2kg。)、その自己肯定感で、午前中はうきうき過ごす、とそういう感じです。

 

自分で自分のことをコントロールできているのは、ものすごく充実した感覚があります。私、けっこうすごいじゃん、っていう気分になります。たかだか1.2キロ体重が落ちただけで。このあとどんなリバウンドが待っているのか、まだ分かりませんが。

 

しかし、そのものすごい自己肯定感を、補って余りある、の反対で、削ってさらに私をへこませるほどの、会社の売り上げの低さ。こういうの、8月の日照りっていうんですかねー。凹むわー。

 

しかし、会社の売り上げも低く、ダイエットも失敗する、という二重苦は避けたいので、なんとかダイエットだけはがんばりたいと思います。単なる現実逃避でもありますが。

 

目標は、マイナスあと2キロ!