生まれて初めて
ドトールで、コーヒー豆を引いてもらいました。42歳の初体験。
コーヒーを飲むようになったのが40歳近くなってからで、今も、美味しいとは思うものの、なーんのこだわりもない。あえて言えば、酸味の強いのは好きじゃないかな。そのくらいの知識と嗜好しかない。
で、我が家のコーヒー豆が切れてて、買わなきゃ買わなきゃと思いつつ、つい忘れたまま何週間もたってる、って程度の好き加減。
いつもは自転車だけど、今日は朝、大雨だったから帰りもバスで、バス停の近くにドトールがあったから、あ、そうだ、と思って店内に入った。
「コーヒー豆ガイド」みたいなパンフレットを見て、酸味が少なくてわりとしっかりしたタイプの豆を選んで、袋を持つと、ん? これ、粉じゃなくて、豆だね?
陳列棚に「すぐにお挽きします」と書いてあったので、そうか、と思いつつ、おそるおそるレジで、「これ、挽いていただけますか?」と聞いてみた。
すると、「挽き方はどうされますか?」と返ってきた。
いちおう、想定内。だが、答え方はわからない。なんとなく、粗挽きじゃないのがいい、と思っていたので、「粗挽きじゃないのは、なんていうんですか?」と素直に聞いたら、「穴はいくつですか?」と聞かれた。
あ、穴か…。
あ、あの、道具の下に開いてる穴の数だよね? し、しかし分からん。
「どういう種類があるんですか?」と素直に聞く。
「3つか、1つか、どちらでしょうか?」と返される。
…1つじゃない気がする。ので、
「3つだと思います。」
と答えた。
で、さっき、帰ってきて、その道具を見たよ。ついでに、道具の名前も調べたよ。コーヒードリッパーって言うんだね。うん、知ってたよ。でも、自信がなくて、間違えてたら恥ずかしいから、あえて道具って言ってた。お店では「ろうとみたいなやつの穴の数ですよね?」って、謙虚に言ってた。
そう、でドリッパーの数を見たら、でっかい穴が1つ空いてた。えー。
あ、わかったぞ。本当に、今書いていて、わかった。
フィルターの形で、下が平たいのと、とがってるのと2種類あるよね。あれが、3つ穴用と、1つ穴用ってことか。
私はなーんにも分かってなかったから、間違った形のフィルターを買ってきて、いつもとがらせる形に折って使ってるのだけどね。
こんな私だけど、コーヒーは美味しい、って言っていいよね。うちの親は、インスタントコーヒーしか飲まなかったんだもん。