心のままに書いてたら性格の悪さが浮き出た

頭の中に浮かぶことを、次から次へと吐き出していく、という書き方を昔はずっとしていたと思うのですが、なんだか最近、それができなくなってきた気がします。書いてみても、それを自分で面白くないな、と思って消してしまって、また書き始めるのだけど、やっぱりこんなこと書いてもしょうがないかな、と思って消してしまう。

 

今日は、何度かそんなことを繰り返した後で、ええい、何を迷っているんだ、消さずに書け、とにかく書け、心の向くままに、いや、指の動くままに書け、と自分にげきを飛ばして、今、できる限りバックスペースキーを使わずに、書いています。

 

昔は10分で1000字書けたのに。昔っていっても、たかだか1年とかそれくらい前のことですが。

 

あの頃は、なんであんなに書けたのかなあ。なんで、今は書く勢いが鈍ってきたのかなあ。

 

って、すぐにこういう「なんで」を求めてしまうのが、私はイヤなのです。嫌いなのです。正しくないと思うのです。

 

「なんで」っていうのは、安心したいためだけに人が編み出した考え方だと思うからです。なんで風邪をひいたんだろう→昨日、急に気温が低くなったから。なんで今日はこんなに疲れてるんだろう→夏の疲れが出るころなんだよ。なんで最近こんなに太っちゃったんだろう→お菓子の食べ過ぎじゃないの。

 

これ、ぜんぶ疑わしい、って思ってます。書けば書くほど、なんだかめちゃめちゃ性格悪い感じですが。風邪をひいたのは夏の疲れが出ているからかもしれないし、疲れているのは糖分のとりすぎかもしれないし、太っちゃったのは急に気温が低くなったからかもしれないじゃないですか。

 

性格が悪いといえばですね、私、世間話のようにされるお天気とか気候の話がめっちゃ苦手です。1週間ぶりに会った人から「先週は暑かったですねー」と言われても、「そうでしたっけ? 覚えてません」と答えたい。毎日顔を合わせる人から「明日からまた暑くなるんですって」と言われても、「そりゃあまだまだ気温が上がる日もあるでしょうね」と思ってしまう。

 

こういうめんどくささを避けて生きていくには、私はどうしたらいいのでしょう。なんで、みんなそんなにお天気の話が好きなの? 

 

分かっていますよ。コミュニケーションのために、あたりさわりのないお天気の話をするってことくらい、わかってます。でも、もう信頼関係のある間柄だったら、わざわざそんな「つなぎの会話」する必要なくないですか? だって、仲の良い親子がお天気の話題で場をもたせたりとか、しないじゃん。

 

社交辞令が、嫌いなんだな、私。とことん。っていうか、性格わるくてごめんなさい。