父親は謝ることのできる男性であった

文章を書くのが好きです。今日は、好きじゃないこと、嫌いなこと、苦手なこと、避けていること、そういうネガティブなことばっかり書こうと思います。

 

まず、電話が苦手です。苦手といっても、呼び出し音だけでパニックになるとか、電話をかけなきゃいけない状況になると手が震えるとか、そんなことはありません。ただ、ついつい避けてしまうし、かけずに済むならかけずに済ませたい、くらいには嫌いです。

 

こんなことを書こうと思って電話のことを書き始めたのではないのですが、本当に偶然というかなんというか、書いていたら、今日、事務所にかかってきたイヤな電話のことを思い出しました。電話が苦手なのは、イヤな相手からかかってくるからではありません。電話がかかってくるのは全然平気です。どんなにイヤな相手でも、普通に相手をすることはできます。今日のイヤな電話も、話していて20秒くらいで「なんだこいつー!」と思いましたが、6分くらい普通に話して、「またご連絡させていただきます」ということで通話を終えました。

 

私がなぜ電話が苦手かというと、相手の人生を邪魔してしまうのではないか、というのが心配なのです。電話をかけていいタイミングかどうか分からない。私と話すことでイヤな思いをしないでもらえるか分からない。私の説明で分かってもらえなかったら申し訳ない。そんな風ないろいろを考えてしまって、電話が苦手です。もとい、電話をかけるのが苦手です。

 

電話をかけるのが苦手というか、なんでこんな風に考えすぎてしまうかというと、父親が、電話がかかってくるのが大嫌いだったからです。私の父親は自営業で、事務所は別だったのですが、忙しい時期とかには自宅にも電話がかかってきていました。父親は外面がよくて、「自宅でも構いませんので、いつでもお電話してください」と取引先に伝えているにもかかわらず、実際、自宅に電話がかかってくるとものすごく不機嫌になって、電話をきった後で家族に当たり散らす、ということがたびたびありました。ああ、こんな書き方をすると、父親がろくでもない男に思われてしまう。決してそんなことはないのですが。カッとなって当たり散らした後、おろおろして家族に謝るという、かわいい男の人だったのですが。

 

えーと、何の話でしたっけ。苦手なものの話でしたね。私、電話も苦手ですが、謝らない男の人はもっと苦手です。っていうか、大嫌い。なんで男の人って、自分の非を認めないの? なんでそんな、いつまでもいばりくさってんの?

 

ああ、今日もまた、書き始めたときと全然違う方向に話が進んで、1000字となりました。おやすみなさい。今日は本当に寝ます。うふふ。