ウソがつけない

いつもいつも正直で、決して決してウソをつかないことが、私にとっては最良のやり方なんですが、それが常に他のだれかにとっても最良かというと、そうでもないのかな、とそんなことを考えています。

 

正直でいることを最良と思わない人がいる、という意味ではなくて、私が正直でいることで誰かを傷つけたり不安にさせたりすることも、あるのかな、とかそういう意味です。

 

いちおう、正直であることと誰かを傷つけないことを天秤にかけて、私が正直でいることの価値がそこまで高くないと判断つく場合には、もちろんわざわざ誰かを傷つけるようなことはしていないつもりですが、でも、だけど、知らず知らずに傷つけてしまっていたり、結果として誰かを不安に陥れてしまったり、ということはあるでしょうね、と。

 

前にもここで書いたかもしれませんが、3,4年前だったか、私が尊敬する友人の一人に「私はいつも正直になんでも言っちゃうんだよねー」と相談の意味合いも兼ねて伝えたら、「それは自分がラクになりたいだけでしょ」と言われてしまったのですよね。図星。

 

だけど人間、だれしもラクに生きたいじゃないですか。それが私の場合は、正直であるという方法であって、たまたま世間的にも悪いとはされていないことなので、そのやり方が認められる場合がこれまでわりと多かったです。

 

正直でいることで、私から離れていった人も、いるのかもしれないけれど、気づいてないんで、私。あはは。

 

だって、ウソって苦しいじゃないですか。ウソをそのまま突き通すって、結局、ウソにウソを重ねなきゃいけないじゃないですか。そんなの、苦しくて耐えられない。

 

と、今書きながら思いましたが、ウソを言った後で、そのウソをウソのままにしないために現実を変えてしまう、というやり方もあるのかな、と思いました。

 

たとえば、「最近、食欲がなくってなんだか体重が減ってきちゃったんですよね…」とまったくもってでたらめもいいところ、むしろ現実は食べ過ぎに食べ過ぎを重ねて、びっくりするくらい体重が増えていたとしても、その後から、それを本当にして食べる量を減らしたりとかしたら、1週間後に「うさぎさん、なんだかどんどん痩せてるみたいだけど、大丈夫? この前うさぎさんがあんなこと言ってたから気になっちゃって」ってなことになれば、それはウソがウソではなくなりますね。

 

もちろん私にはそんなウソはつけませんけどね。ええ、なんだかもう、ものすごい勢いで体重が増えていますけどね。正直なところ。

 

正直言って、泣きたいです。えーん。おやすみなさい。