苦手なものが増えてツラい

この年になって、急激に苦手なものが増えてきた感じがして、ちょっとツラいです。寒いのだけは苦手、と言っていたのに、苦手なのは寒いの「だけ」ではなくなってきた。

 

今日は、今年最初の忘年会でした。この1年、さんざん、さんざん、お世話になった人たちとの会合だったので、さすがに参加しないとかな、と思って出席したのですが、いろいろ、いろいろ、ツラかった。

 

この1年、お酒を飲まないことがいかにラクか、というのを学んだので、極力、極力、お酒はゆっくり、ほんの少しを飲んでました。それでも、全然飲まなくてよかったと思うくらい(ノンアルコールにしておいてもよかったかも)だけど、まあ、まあ、それはよし。

 

この半年くらい、胃腸が本当に弱くなったということを自覚しているので、かろうじて、お肉だけは辞退しました。が、コース(品数)が決められていて、テーブルの上の大皿に私の分が残っていると「これ、どうぞ」と言われてしまい、それはやはり食べたほうがいいのかな、と食べていたら、案の定、コースの最後で気分が悪くなってしまった。お肉も食べてたら、絶対嘔吐コースだったわ、これ。

 

お店のコースって、なるべく安く、なるべくたくさんの料理を提供しようというのが努力の方向なものだから、それって、たぶんもう私のような人間には、量が多すぎるということが多々起こる。もちろん、全然量が足らない、という人もたくさんいるのだろうけど、人間、食べる量なんて、性別によっても年齢によっても個性によっても全然違うのだから、私は私で、もうあんまり食べられないのだ、ということで、勘弁してほしい。

 

お酒も苦手、コース料理も苦手、ときて、さらに、とにかくよくしゃべる人との宴席がツラくて仕方ない。「私が〇年前××に会ったときは…」とか、「〇年前に私が××したときは…」とか、うーん、私も同じ経験してるけど、私のほうが最近だな…と思いつつ、そんなことを言うのはマウンティングみたいなので、ずっと「そうなんですかー」「そうなんですねー」と聞いているのが、もう、ほんとツラい。しかも相手の言っている情報が間違ってたときにはどうしたらいいんだ。

 

そして、夜が遅くなるのもツラい。前はしょっちゅう終電で帰っていたのになあ。飲み足りない、話し足りない、騒ぎ足りない、と思っていたのになあ。今はもう、10時を過ぎると、早く帰りたくて仕方ない。次の日がツラくなるのが怖くて仕方ない。

 

一言で言って、年をとった、ということなのでしょう。それはそれで、ツラいことではない。変に年齢に逆らったりしたくないし、いつまでも若くいたいとも思わないし、もっと〇〇しておけばよかった、という後悔もない。

 

ただ、年を取ったということだ。年を取るというのは、苦手なものを苦手だと言うのが許される、ということかもしれん。

 

おやすみなさい。