私は私で老いていくのみ

私は今43歳なのですが、40代ってホントに、体力や身体能力の衰えが著しい、と思います。ずーっとずーっと元気なつもりでいたのに、朝、起きられないし、体が固くて、床に落ちているものとかを拾うのがしんどいし。

 

そして、私の場合、胃が弱くなった、と思います。ごちそうが、ごちそうではなくなった。目と口は食べたがるし、食べてしまうこともできるのだけど、その後で苦しむことになる…。昨日、遅くまで会社にいたので、夜食みたいな時間にコンビニでシュークリームを買って食べたら、家に帰って布団に入ってから、胃がしくしくというか、きりきりというか、なんかイヤな痛み方をして、あー、もうシュークリームも食べられないのか…、と悲しくなりました。

 

元気な人はいつまでも元気だし、人生に遅すぎることなんてない、と思いたい気持ちもあるけれど、でも、やはり心と体の変化があるということを、認めなければ。認めなければ、っていうか、あるんです、それは明らかに。あるんです、と思うと同時に、あるんですよ、と自分に言い聞かせる気持ちと、あるってわかったんですよ!とお知らせしたい気持ちと。

 

若いころなら楽しめたんだろうな、ってことは、つまり、もうこの先、私はそれを楽しむことはないんだな、と認めることでもあり、そこに、抗いたい気持ちも、あります。

 

それは、抗える可能性があるから抗いたいのであって、抗えない、と分かっていたら、もう抗わない。

 

たとえば、この先また妊娠する、とかね。それはない、と思っている。そこに抗う気持ちは、ない。(やっぱりもう一回妊娠したい!とか? ないない。絶対ない。)

 

バスケも、たぶん、ないな。私は中高でバスケ部で、社会人になってからも、けっこうやっていたけれど。なくていいな。

 

スキー? スキーか…。これももう、やらないかもなー。少し前までは毎年、ゲレンデに行って、バッジテストも何回か受けたくらいなのに。

 

恋愛? ミニスカートと比べたら、恋愛はまだ、可能性がある気がする。ミニスカートは、もうこの先、はくことはないでしょう。はいたら犯罪だ。世間的に、はいてはいけないような気がする。

 

徹夜も、もう無理だろうな。どんな状況だろうと、眠ってしまうと思う。

 

体型も、少しずつ変わっていって、もう絶対にあの頃の体型には戻れない、というところへ向かっているのだろうな。

 

あー、あと、白髪。白髪が増えてきましたよ、とうとう。まだ、目立つほどではないけれど、そのうち染めたりするのかなあ、私も。

 

初老。なんて適切な言葉でしょう。初めて、老いを意識する。

 

初めてがあるということは、二度目、三度目もあるということで。これから、私はきっと、老いをたくさん、たくさん、経験していくのだろうな。生きているということは、時間を巻き戻せないということだから、仕方ない。生きていくしか、ない。