料理ができないわけではないが

キャベツを千切りにして、ツナ缶を開けて乗せて、クレイジーソルトとオリーブオイルをふりかけるだけで、めちゃめちゃおいしい。

 

今日、職場の人と「料理はされますか?」という話をしていて。相手(男性)は全くもってしない、と答えていて、その話も面白かったのだけれど、じゃあ誰かが私に「料理はされますか?」と尋ねたら、私はなんと答えるだろう。

 

料理は、しないわけではない。下手なわけでもないと思う。基本は押さえているつもりだし、どんな料理も大きく失敗することはない。

 

だけど、好きかと言われたら、まるで好きではない。私にとって、料理が好きかどうかって、おかしな質問なのだ。

 

「おしゃれが好きか」と聞かれれば、洋服をいろいろ組み合わせたり着飾ったりすることはそれほど好きではないけれど、朝、寝間着のままで外出するわけにはいかないから、普通に着替えはする。

 

私の場合、料理は着替えみたいなもので、おしゃれに該当する料理には、まるで興味がない。個性を出したり、流行を追ったり、絶妙な組み合わせを探したり。そんなおしゃれをするみたいな料理は、まるでする気が起こらない。

 

たんたんと、毎日、着替えて家を出るように、たんたんと、毎日、食事を作ることはできる。毎日、着るものを考えるのが少しだけめんどくさいように、毎日、食べるものを考えるのはめんどくさい。けれど、だからといって、いつも着るものが何かおかしい、ということはないくらいには、料理はできる。

 

今日の夕飯は、キャベツとツナのサラダに、キャベツとベーコンのコンソメスープが余っていたので、そこにレトルトカレーを入れて、スープカレーにして食べた。キャベツをまるごと買ってきたので、ひたすらキャベツを食べ続けている。

 

夕食は夕食で満足したけれど、少ししたらお腹がすいてきたので、イングリッシュマフィンを割って、はちみつを少したらして、その上にとけるチーズを乗せてトーストして食べた。何度も書いてますが、私ははちみつが好きなのです。そしてチーズも好きなのです。ハニーチーズトースト、最高。

 

この程度の料理ならするし、チャーハンだって作れるし、トン汁だって作れるし、なんならカレーだってレトルトじゃなくて作れる。

 

ただ、工夫してみたり、ちょっとオリジナリティを加えてみたり、そういうことはしない。だって、カレールーはプロが知恵と労力と時間をふり絞って作り上げた最強のコスパの味付けになっているはずだし、チャーハンだってトン汁だって、普通に作れば普通においしいのだ。

 

ちょっとひと工夫、とか、オリジナルの隠し味、とか、やりたい人は勝手にやればいいけど、それで本当においしくなるかっていうと、単なる自己満足なんじゃないの、と思う。

 

こういう意地悪なことを考える人は、あんまり料理に向いてないんじゃないかという気がしますね。

 

おやすみなさい。