あっという間のできごと

今日も今日とて、無為に過ごしてしまった気がする、そんな日曜日。

 

夜の7時ごろに、何か食べてから買い物に行こうか、買い物から帰ってきてから何か食べようか、と迷い、昨日考えた「お腹すいた時間をなるべく伸ばす作戦」で、食べずに出かけたら、スーパーでおいしそうなカキの炊き込みご飯が売っていて、がまんできずに買って帰ってしまった。本当は、冷蔵庫の中のサラダチキンにチーズをかけて、焼いて食べるつもりだったのに。

 

まあ良い。サラダチキンは今週のどこかで食べよう。カキごはんは、期待を裏切らないおいしさだった。何となく、自分の食の好みからすると、意識しないでいると鉄分が足りないような気がするので、カキを食べられる機会があったらなるべく食べるようにしている。定食のメニューにカキがあったら必ず選ぶ、とかね。単にカキが好きなだけですけど。

 

8月が、あと10日で終わるなあ…。時間の経つのが早い、とはよく言うけれど、私はそれをおかしくないか?と思っている。

 

たとえば、古川くんは足が速い、と言った場合、それはクラスの中でリレー選手に選ばれた、とか、サッカー部でいちばん、とか、県大会で準優勝、とか、比較対象があるからこそ「速い」と分かるわけで。

 

時間が経つのが早い、というのは、皆さん、何と比較して言っているのでしょう? 逆に、時間が経つのが遅くなっても、気づかないのではないですか?

 

正直、世間話で「もう8月が終わっちゃう~」とか、「あっという間に年末だね~」とかいう話題はしょっちゅうですが、そのたびに私は、「もう、とか、あっという間、とか、その感覚はどこから来ているのですか?」と思う。思うだけで、言いませんよ。そんなめんどくさいこと。

 

「ほんとですよね~、あっという間に1年が過ぎちゃう~」って困った風の笑顔で言ってますよ。偽善者と言うなら言えばよい。こんなちっぽけな偽善で身の回りが平和に過ぎていくなら、いくらでも偽善するわ。限られたエネルギーは、もっと有効に使わせてもらう。

 

だって、私にとっては1年って早くないんです。このブログを書き始めてからもうすぐ1年ですけど、1年前と今と、気持ちも、環境も、体重も、白髪の数も、全然ちがいます。もちろん、ブログに書いてる内容も、全然違います。

 

ほんと、数ヶ月前の私でさえ、「ぷぷっ、何書いてんの私ってば!」という状態なんですから。「うっわー、私ってばいいこと書いてんなあ」って思うこともしばしばですけど。

 

そして、今、今日の記事の冒頭に戻ってみて、カキごはんのことを書いてたなんて、すっかり忘れてたわ。光陰矢の如し。