私がお金持ちになる方法

ものごとの因果関係、A→Bが、実は逆なんじゃないか、実はB→Aなんじゃないか、と考えるのが好きです。

 

昨日、息子がパズドラをしていたので、「なんでゲームは楽しいのに、勉強は楽しくないんだろうね」と思わず言ってしまいましたが、これ、実は逆で、ゲーム→楽しい、ではなく、人が楽しくなるように作ったもの→ゲーム、ですよね。パズドラは、なるべく多くの人が楽しめることに全力をそそいで作られているわけだから、大多数の人が楽しめるのは不思議でもなんでもないわけです。

 

では、勉強→楽しくない、はどうでしょう。これも逆で、楽しくないもの→勉強、というように、これまでの人間が必死に作ってきたのが今の社会なわけです。

 

たとえば、英単語を覚えることが、だれにでも簡単にできてしまうことだったら、英語を話せる人は、それを職業にすることはできません。

 

歴史の年表を誰もが完璧に覚えてしまうことができるとしたら、史学者という職業は生まれません。

 

人類のうち、面白くないことをできる少数派の類の人間が、自分たちがお金をもらえるような仕組みを、せっせと築き上げて、今の職業、今の世の中が成り立っているのだと思います。

 

なぜなら、少数派は、少数派なので、数では負けてしまうから、お金という権力が必要なわけです。

 

たとえば、とある村の掟で、年収が卓球の試合の序列で決まる、となったら、どうでしょう。みんな必死に卓球を練習して、たとえば、映画『ピンポン』の主人公みたいな人は、努力しないでもそこそこの年収が手に入るわけです。しかし、どんなに努力しても、卓球が上達しない人もいる。そもそも、運動できない人もいる。そうなったら、「卓球だけで賃金が決まるのはおかしい!」と声を上げる人が出てきます。

 

「卓球じゃなくて野球にしろ!」「同じ球技だったら大して変わらないじゃないか、新体操にしろ!」「水泳にしろ!」「スポーツで決めるのがおかしい、美人コンテストにしろ!」「背の高さにしろ!」「髪の長さにしろ!」

 

書いててだんだん心がすさんできました。人類の歴史をたどるのは、簡単ではありません。そもそも私は、社会科の勉強が絶望的にできないのです。

 

世の中の賃金格差が、何によって決まる掟だったら、私はお金持ちになれるかしらん。

 

正直者コンテスト。これかな。

 

あ、でもそういえばVOGUEのしいたけ占いで、ふたご座の私は、今週は「嘘も方便」という感覚でいなさい、って言われたんだった。

しいたけ占い | 占い | VOGUE GIRL

 

しいたけさん、いつもいつも「いきなりこんなことを言ってあれですが」って断ってますが、もうそろそろ、しいたけさんはいつもいきなりこんなことを言う人だ、って認知されてると思うので、最初の口上は要らないんじゃないですかね。

 

何の話だか分からなくなってしまいました。気まぐれコンテストでも、お金持ちになれうるかな。

 

しかし、世の中を変えるのは簡単なことではないので、今日も1日世間の定規に従って、お仕事がんばりましょう。