おーい朝ですよ

感情を全くコントロールしないのも愚かだが、感情を完全に操作できると思うのも同じように愚かなことだと思う。誰もが常に完璧に感情を操れるとしたら、世の中の悩みや問題なんてなくなるはずなのだ。

 

自分の感情さえコントロールできないのだから、相手の感情を操作するなんて、全くもって不可能なこと。エンタメ作品が難しいのはそこで、感動を狙ったり、泣かせたり、大笑いさせたり、それが多くの人に対して成功すれば大ヒットとなるけれど、駄作はたいていスベって終わる。

 

愛している人を笑わせたい、好きな人を喜ばせたい、と思うのは自然な感情だけれど、相手が笑ったり喜んだりするかどうかは別の問題。「笑え!」「喜べ!」と強制することなんてできないし、それをさせたところでその人は幸せになれるのだろうか?

 

今の私はできる限り負の感情を手放したいと思っているけれど、こういうことを書いていると、やはり夫への怒りを思い出してしまう。全くもって幸せだと思えなかった結婚生活を、「君は本当に幸せだね」「よかったね俺と結婚できて」と、ことあるごとに幸福感情の押し付けをしてきた夫に。

 

こんなことを書こうと思ったのではなくて、愛する人、恋する相手にできることって、ものすごく少なくて、難しくて、もどかしくて、やるせないよね、ってことが書きたかったのでした。

 

なんか、朝なのにしっとりとした夜みたいな投稿になっちゃった。皆さま、よい1日を。