だーいすきな男の子のこと

夕方、「あっ、もしかして今日って『いい夫婦の日』か! まっ、うちには関係ないけどね~、気楽でいいわ~」なんて思ってたくらい、いい夫婦には関係ない生活をしています。いい夫婦の日は11月22日だっつーの。1か月前とっくに過ぎてるっつーの。

 

というような感じで、夫とは別居生活をしておりまして、子供たちも基本的には夫と暮らしております。

 

小4と小2の下の二人はしょっちゅう私のところに遊びにきますが、中1の長男はめったなことでは私のところには来ません。反抗期だとか、私のことを嫌っているとかではなく、単純に、私に会いたいとも思わなければ、会う必要もないというだけのことみたいです。

 

なんですが、最近、お気に入りのアーティストができたらしく、その音楽を聴きたいがために、私の部屋に来るようになりました。スマホもパソコンもまだ持っておらず、父親のパソコンも自由にはならないらしい。私のところへ来て、私のGoogleプレイミュージックのアカウントとかで好きな曲を探したりYouTubeを見たりしています。

 

彼が部屋に来ると、私はもう、そわそわして何も手につきません。うっとおしがられないように加減しながら、話したいことを話す。聞きたいことを聞く。パソコンに向かう後ろ姿をじっと見つめる。食べさせたくて仕方なくて、「お腹すいてない?」などと言ってはみるものの、「別に」と答えはつれない。「ねーねー、ぎゅーしていい?」などと言おうものなら、「やめろ」と言う。「ぎゅーしたら殴る?」と言うと、「うん」と言う。

 

もちろん、無理にぎゅーしたりしませんけどね。嫌われたくないですから。殴られたくもないですし。

 

だけどねー、好きなんですよ。報われないってわかってるけど、一瞬一瞬が、愛おしくて仕方ないんです。

 

ほとんど背もおいつきそうなくらい大きな息子だけど。私がいなくったって、全然大丈夫な息子だけど。

 

しれっとずっとそばにいたら、「ちょっと、なんでずっとそこにいるの?」とにらまれたので、「愛しているからよ」と答えました。「きもいんだけど」と言われたので、「分かった。愛しているからこそ離れるわ」と言って、離れました。

 

しっかし、それにしても、愛しているけど、大好きだけど、

 

 

息子、

 

足が臭い。