この空間が私の感覚に与えるもの
今の会社は、組織としては「会社」と呼ぶのもおこがましいような、個人事業に毛の生えたようなもので、物理的に働いている場所そのものも「会社」というようなスペースではなく、事務所です。事務所。
なんですが、そこそこ名の知れていた中堅どころの前の会社(物理的には自社ビルだった!)よりも、今のほうがずっと心地よいのはなぜだろう、とずっと考えていました。
前から思っていたのは、自分の両親が営んでいた小さな設計事務所と規模感が似ているから。
そして今日もう1つ、その心地よさのもとになりうる理由に気づきました。
それは、自分に割り当てられているスペースが広いから。
前の会社は、社屋は大きかったけれど、自分のテリトリーは自分の机のみ、という感じでした。ロッカーや書架は与えられていたけれど、「陣地」という面積でいったら、デスクの上のみ、という感じだったかな。あくまでも感覚の問題ですけどね。
それが今の会社では、感覚としては別の社員(正確にはパートさんやバイトの学生たちだけど)のデスクの上以外は、全部自分の陣地だ。ドアを開けたところのスペースも、椅子と椅子の間の通路も、窓の下のスペースも、全部。
それは、私の立場が変わったから、ということなのか。「自分の城」ってそういうことか。
小さなスペースを賢く使うのは日本人の知恵だと思うけど、広ければ広いでやっぱり使いやすい、住みやすい、っていうのはあると思うな。気兼ねなく書類を広げられるとか、ストレスフリーですから、何と言っても。
とりとめないですが、そんなことを思いました。はい、休憩終わり。