私は数で解決したい

美容院に行ってきた。「今、めっちゃ短い前髪が流行ってますよね」って言ったら、「やります? 似合うと思いますよ」って言われて、その気になった。が、「どうします?」って言われて、「ぶ、無難なままで…」とひよってしまい、まあ、普通の前髪にしてもらった。さっき、トイレに行ったら前髪のまわりに白髪がいっぱいで、まあ、こんな白髪だらけで可愛らしすぎる前髪にしなくてよかった、とちょっと思ったところ。

 

私はよく髪形を変えるのである。常に、今より良い髪形があるのではないか、変えてみたらもっと良くなるのではないか、と思って果敢にチャレンジしてしまうのである。それで後悔することもあるけれど、ずっと同じなのは飽きてしまうのだ。

 

同じ色の口紅を3本も買って、いいかげん飽きてきたのと、なんだか似合わなくなってきたような気がするのとで(ほんの数か月でそこまで老けたり雰囲気が変わったりしないと思うのだけど、たぶん、夏でめちゃめちゃ日焼けをしたのと、口紅そのものが夏っぽい色なのとで、なんだかそれがやたらと気になってしまっていた)、新しい口紅が欲しい、と書いていた問題は、ずっと持ち続けていた、古いわりと真っ赤な口紅をつけてみたら、かなりいい感じだったので、それに変えた。問題は、その口紅が1本しかないこと。私は、1つのものを持ち歩く、ということがものすごく苦手で、口紅も、バッグに入れておくのを1本、家の洗面所に入れておくのを1本、という風に固定したいのである。朝、家で化粧するときに、会社に持っていくかばんから口紅を取り出して、それをまた忘れないようにかばんに入れる、なんてことは、めんどくさくてとてもイヤ。世の中の女性の大多数がそれをやっているかもしれないけれど、私はイヤなんです。

 

不便をガマンするよりも、数で解決したい、というところが私には多々ある。家の中にはものすごい数のゴミ箱があって、それはなんでかというと、座る場所にひとつずつゴミ箱があるから。座った状態で、いつでもすぐ手の届くところにゴミ箱が欲しい。もちろん、座る場所にひとつずつボックスティッシュが置いてある。

 

ボックスティッシュの数ということでいったら、リビングダイニングに3つ、寝室に1つ、台所に1つ、洗面所(トイレではなくて鏡台の横)に1つ、という計6つのボックスティッシュが置いてある。ティッシュを取るために立ち上がる、とか、移動する、いうのがイヤなの。

 

同じように、家で使っている洗面道具を旅行の準備のために移動させるのが嫌い。旅行のための洗面道具は別に用意してある。1つのもので兼用するのは日焼け止めくらいだ。この、日焼け止めも、普段に使っているものをぎりぎりになって旅行用に準備するのがイヤで、この夏の旅行ではあらためて新しい日焼け止めを買った。

 

そんなわけで、つい先日、古い日焼け止めを使い終わって、やっと、洗面所に置いてある日焼け止めが2つから1つに整理できました。

 

10月になっても暑いですね。なんだか久しぶりにちょっとだけ長く書いちゃった。