メイク用品をめぐる思考

身の回りを整理することにあこがれます。必要最低限のものだけ所有して、いつもすっきり暮らしたい。

 

ときどきその状態に対するあこがれが局所的に爆発して、メイク用品とか一気に捨てちゃったりする。けど、そうすると、次に来るのは物欲の開花。

 

結局、「あまりものを持たずにすっきり暮らしたい」という欲求と、「新しいものを手に入れてわくわくしながら使いたい」という欲求の、両方を持っているから、いつもどちらかにあこがれている、という渇望状態に陥る。

 

しばらく前まで気に入った色の口紅を安定して使っていたのだけれど、安定しすぎて、3本も買ってしまって、ぜんぜん減らず、そろそろ色を変えたくなってきたのだけれど、なかなか新しいものを買えない。

 

2本だけ買った状態で使い切ったらよかったのだけど、調子にのって3本目を買ったのが間違いだった。

 

初夏に買った真っ黄色のアイシャドウも、なかなか減らない。ドンキホーテで300円くらいで買ったもので、あまりにぱっきりしたペンキみたいな色のアイシャドウだから、ちょっと遊ぶくらいのつもりで買ったのに、意外とつけてみても派手じゃないので、ほとんど毎日使っているけれど、全然減らない。

 

メイク用品を、使いきらずに捨てるのが苦手。なんとなく自分がすごく効率の悪いことをしているみたいで、イヤ。

 

黄色いアイシャドウは、電車のなかで見た広告で、なるほど、と思って、昨日からチークとまぜて使っている。この、チークがまた、真っ赤っかで、ぜんぜん減らないのだ。いや、べつに色が赤いから減らないわけじゃないと思うのだけど。あ、でも色が濃いから減らないのかな。うすい色のチークだったら、たっぷり使うから減るのも早いのかも。

 

メイク用品を買うのって、楽しい。だけど、私の場合は、ものが増えるのがイヤなのと、使いきらずに捨てるのがイヤなので、あまり買えない。ものが増えても全然気にならない、とか、使いきらずに捨てるのも全然気にならない、という性格だったら、メイク用品をどんどん買ってしまうと思う。

 

新しい洋服を買うのは、あまり楽しくない。できれば、同じ服をずっと着ていたい。けど、洋服は見た目が古くなるし、年齢や体型や日焼けやヘアスタイルなどで似合わなくなってくる。(メイクもそうなのかもしれないけど、私はそれは気にならない。)だから、洋服は、必要に迫られて買うって感じ。

 

考えてみたら、メイク用品を必要に迫られて買うのって、アイブロウ(眉ずみ)くらいだなあ。その他は、趣味で買うというか、買いたいから買うだけだ。

 

なんだか最近、自分のお金の使い方とか、物欲とかを、見直すことが多い。自分の欲求を理解したい、という欲求が、根本にある。

 

私にとって、たぶんメイク用品は物欲を満たすためにあるだけであって、美しくなりたいという欲求を満たすためにあるものではない。という気がしている。

 

おやすみなさい。まだ寝ないけど。