時間が流れるのは早くない

あらまあ、また日にちが空いてしまいました。皆さま、お変わりありませんでしたでしょうか。

 

私は、よく遊び、ぜんぜん勉強していないので、なんだかものすごく日に焼けてきました。5,6年前は、シミそばかすが怖くて、絶対に日焼けしてはいけないと思っていて、どこへ行くにもしっかり日傘をさしておりましたが、そんな日々がはるか昔のことのようです。

 

実際、5、6年前というのは、はるか昔だと言ってもよいのかもしれません。44年も生きている私からしてみたら、5,6年という期間は、自分でもしっかり記憶があるわけですし、44歳と38歳と、そこまで何かが大きく違うわけでもない、という気がするのですが、その一方で、小学校に入学した子供は卒業する年齢になるわけですし、そこは、大きな違いと言ってもよいような気がします。

 

しかし、いくら何でも2,3年前はついこの間のことだと思いたい。思いたいですよ。石の上にも3年といいます。3年くらいはあっという間に過ぎるのが大人だという気がするのです。

 

が、私にとっては、やっぱり3年前もものすごく昔です。たった3年前の夏のことが、もうはるか昔のことみたい。

 

私には、よく人々がいう「ついこの間のことのよう」という感覚がありません。私にとって、「ついこの間のことのよう」なのは、12時間以内くらいです。24時間も経つと、ものすごく昔のことのように感じます。昨日のことでも、え、私、そんなこと言ってました? 若かったんですねえ、スミマセン…みたいな。

 

よく人々がいう「ついこの間のことのよう」っていうのは、たとえば、子供の結婚式で、「ついこの前までおむつしていたあの子がねえ(ぐすん)」とか、めっちゃ久しぶりの同窓会とかで、「一緒にいたずらとかしてたのがついこの間なのになあ(がはは)」とか、そういうシチュエーションです。

 

なんか、紋切り型すぎて、今、書きながら「みんな、本当にそう思ってんの???」って気がしてきました。同調圧力を侮ってはいけません。もしかしたら、みんな本当は「ついこの間」っていうのがどんな感覚なのか、分かっていないのに、分かっているふりをしているのではないですか?

 

私は、そういう風に自分を偽ったりするのがものすごく苦手なので、社内でかわされる「もう8月も終わりですよ」「早いですねえ」とか、「あと4か月で今年が終わっちゃうなんて!」「ホント、1年ってあっという間ですよね」とか、そういう会話がものすごく苦手です。だって、私にとっては8月の最初なんて覚えてないくらい昔のことだし、1年間でどんだけのことを考え、どんだけ状況が変わってきたか、自分でさっぱり分からないくらいなので。

 

って、書いたことも、たぶん24時間後には忘れてるんです。