仕事をする上で学んできたこと

仕事をする上でイヤなのは、できるかどうか分からない、とか、これでOKなのかどうか分からない、とか、やってみなきゃどれくらいの時間がかかるか分からない、ということ。

 

分からないことって、本当に不安。初めてのことって、当たり前だけど本当に分からない。不安、不安、不安。

 

先週、バイトの学生さんにどさっと書類を渡して、「目を通して、分からないこととか、おかしいなって思ったことがあったら、付せんを貼って、分かるようにしておいて」って頼んだのですよ。ちゃんと、新しい付せんを渡して「これ使ってね」って。

 

で、途中で「大丈夫? 順調? 分からないことない?」って聞いたら、「大丈夫です、問題ないです」とのことだったので、安心していたのですよ。で、バイトの終わる時間が来たときに、半分くらいしか終わっていなかったのだけど、もともとどさっと渡した大分量の仕事だったから、まあ半分終わったならOK、OKと思って「ありがとう」と帰ってもらったのでした。

 

で、見たところ1枚も付せんが貼ってなくて、もともと私のチェックした書類のダブルチェックだったから、「よしよし、問題ないな」と思っていたのだけれど、ざっと書類をさばいてみたら、書類の中面に付せんが貼ってあって、びっくり…。

 

私にとって、「付せんを貼って、分かるようにしておいて」っていうのは、書類の束から、しおりのようにはみ出すように付せんを貼って、書類が束になった状態でも、問題のある個所が外から見て分かるようにしておく、という意味だったのに、彼女は、書類のそのページを開いたときに、初めて付せんが見えるように、書類の中面に収まるように貼りつけていたのですよね…。あー、びっくり。

 

これは、もう、どっちが悪いとかじゃなくて、っていうか、まあ悪いのがどっちって、仕事の仕方を指示した私の指示の仕方が悪いんでしょうけど、それにしても、学生を社会人として教育するって、ここから教えなきゃいけないのか…って、ちょっとびっくりしちゃいましたよ。

 

そういう意味では、まあ、私も冒頭に書いたように、私にも分からないことは山のようにありますけど、それでも、これまでの知識を駆使して初めての仕事でも慎重に時間と費用を見積もって、チャレンジしてなんとか形に仕上げて納品する、ってことをやってのけているわけなので、ああ、ここまで成長してきたなあ、と思わないでもない、ですね…。

 

はー、まだまだ仕事が山盛りあるわー。現実逃避してる場合じゃないわー。やるって言っちゃった仕事はやらねばならんのだわー。

 

はい、仕事に戻ります。