着るものに興味がなさすぎる

母親と衣料の問屋街みたいなところに行って、楽にはけるパンツを次から次へと試す、という夢を見た。途中から、おしゃれが上手なお姉ちゃんも来て、これはどう、あれはどう、と手伝ってくれた。私にお姉ちゃんはいない。

 

休日に何を着たらいいかわからない、という小さな小さな悩みがふくらんで、こんな夢を見たのだと思う。楽にはけて、おしゃれに見えて、休日っぽくて、という3つの条件を満たしたズボンを買いたい。

 

家の中ではショートパンツをはくのが好きだ。ひざ上丈でベージュとカーキのしっかりしたコットンの生地のショートパンツがあって、これが私にとっては完璧な装い。ジャージ生地だとくたっとしすぎてリラックスしすぎなんだけど、チノ素材というのでしょうか、外へはいていってもOKの生地なので、適度に軽快でとにかく快適。あくまで生地としては。

 

問題は、丈が短すぎるということで、足が出すぎるということで、これで外出するのはやっぱり世間的には許されないのだろうなー、と思ってしまうわけです。だいたい、足元に何を合わせたらいいのかわからない。素足にスニーカーか。カリフォルニアじゃないんだから、とつっこまれそうだ。近所のスーパーとかに行ったら。

 

ビーサンつっかけてコンビニ、とかだったら許される気もするのだけど。って、なんなんでしょうね。近所で買い物をするというだけで、なんでこんなに装いに気を使わなければいけないのだ。

 

これ、私が、「近所」というものに慣れていないからだと思う。私の実家はめちゃめちゃ田舎で、隣の家が300メートルくらい離れていて、歩いていけるところに「店」というのもはいっさいなくて、買い物に行くのはお出かけのとき。あるいは習い事(もちろんこれも車で行く)の帰り、という感じだったので、「近所づきあい」とか「歩いてちょっと買い物に行く」というのをしたことがなかったのだ。

 

あれはあれで、快適な生活だったのかなあ。もしかしたら、もっともっと年をとったら、またそんな生活に戻るかもしれないけど。

 

というか、もう東京暮らしも20年になるのだから、いい加減言い訳しないで都会の生活にふさわしい文化を身につけなさいよ、と思う。単にめんどくさいというか、興味がないのだ。着ることとか、洋服を買うこととか、そういうこと全般に。

 

何に興味をもつか、何を好きになるかって、本当に理屈じゃなくて、好きじゃないもの、興味が持てないものを、好きになれ、興味もて、って無理ですよねー。理屈じゃない。

 

と、理屈っぽく書いてみました。今日もがんばりましょー。