再び本が読めるようになった

この1、2年ほど、仕事も生活も環境も心境もあまりに変わりすぎて、ぜーんぜん本が読めなかったのですが、先日、友達が今もめっちゃ本を読んでいると言うのを聞いて、刺激を受けました。で、読み始めてみたら、けっこう読める。これは、ちょっと自分でも驚きです。

 

これまでは、ちょうど1年前の連休に、カウンセリングの勉強会みたいなところで「本が読めない」ことを悩みとして打ち明けていたくらいだし、どんなに面白い本だと言われても、仕事のために必要な本でも、数行読むだけで別のことに意識が行ってしまって、全然集中できなかったのですよねー。

 

それが、この数日間、本に向かうことができている。読み進めても、気が散らない。ちゃんと、文字を追うことだけに集中できている。これ、久しぶりにこの感触を取り戻したというのが、すごく嬉しいです。

 

本を読むことって、読める人にとっては普通のことだし、読めない人にとっては苦痛なこと。あ、別にシャレを狙ったわけではなくて、ホントに、読める人には読めるし、読めない人には読めない、っていう断絶があると思うのだけど、私は自分でどちらも経験できた感じ。

 

で、読める側に戻ってきて、わりと嬉しいです。まだまだ、言葉を身につけたい。リズムや、語彙や、言い回しや、見方。そういうものを、取り入れたい。

 

とは言え、物理的には身辺を身軽にしておきたいので、今日はブックオフへ本を売りに行ってきました。多くは、写真集。すこし前にカメラにはまっていた時期があって、そのころに何冊か買ったのだけど、もう、そっちはいいなー、と思ったので。

 

30冊ほど持っていって、2400円くらいになった。まー、そんなもん。十分。となりで年配の男性が、店員さんから「今日は大切なものをお持ちいただきありがとうございます。3冊で15円となります」って言われて、「えっ⁉」て聞き返してて、「15円」というのが間違いないと分かると、「…持って帰っていい?」と言っていた。うん、最初はやっぱりショックだよね。

 

私は、本が読めるようになったことがわかったので、3冊見つくろって新たに買ってきた。1900円ほど。差し引き500円って感じだけど、それでお金も本も必要な人のところにまわるということだから、オッケーオッケー。

 

連休が終わって、こんなに時間の余裕がなくなったら、また読めなくなるかもだけど、まあそれはそれでよし。この連休にはわりと本が読めたから、それでよし。

 

さて、ちょっと読書して寝ます。おやすみなさい。