いつかできたら欲しいもの
今の私は拗ねている。世の中に対して、完全に拗ねている。
自分自身よりも私を楽しませてくれる人に、なかなか会えない。自分自身が誰より面白い。一人でいるときがいちばん充実している。
どんな話を聞いても、「あー、はいはい、それはアレでしょ」とか、「うんうん、知ってる知ってる、ソレはこうだよね」みたいに思ってしまう。
たいていのことがアホらしくて、へー、あーそう、じゃ、そうすれば? みたいな態度。
喰えない女。たぶん、そんな印象を与えていると思う。望むところじゃ。
私の話を、面白い、面白い、と聞いてくれて、かつ、私も、面白い、面白い、と思えるような話をしてくれる人に、会いたいなあ。
もしかしたら、もうこの先、そんな人、女の人、男の人、かかわらず、会えないのかもしれないとか。
そんなわけないのに。たぶん、私の側の問題で。
あ、でも今、年齢にかかわらず、って考えてみたら、私、子どもの話は面白い、面白い、って思って聞いているなあ。子供も、私の話を、面白い、面白い、って聞いてくれてるなあ。
結局、話の内容ではないのだな。私が大事にしたいと思う相手が、子供以外に今いないという、それだけのことなのだな。
この先、家族は増えないとしても、会社の部下とかパートナーとか、そんな風な関係で、大切に思える人ができたらいいなあ。社会的なつながり。
長く、濃く、続くつきあいを、どこかに持てるといいなあ。それはなんだか、努力に値する人間性の構築、という気がする。
おやすみなさい。