試してみて分かったこと

今日のはずしたくない用事というのは、とあるイベントの打ち上げで、たぶん人生で初めてだと思うのですが、お酒の場でアルコールを摂取しない、という選択をしてみました。

 

風邪気味だったのと、あんまりこれを公にはしたくないのですが、実は生理中で、ここ数年、生理中にお酒を飲むとロクなことにならない、というのをさすがに学んだのです。ここんところ、私の生理中は、とにかくものすごく酔いがまわって、気持ち悪くなる。自分の健康状態について無頓着&無学習の私がアルコール摂取を控えるようになるのだから、その気持ち悪さは相当なものです。

 

で、ウーロン茶での打ち上げ参加をやってみたら、これがものすごくラクだった。もともと、あまりお酒が強い方ではない(とか言いながら、けっこうここではお酒を飲む話を書いているけど)ので、(1)自分が酔っ払いすぎないように、(2)でも楽しくなるくらいには酔っ払えるように、(3)そしてまわりに余計な気を遣わせないように、というトリプルバインドで飲んでいたのですよねー。よく、こんなめんどくさいことやってたよな、今までの私。

 

(1)と(2)の、楽しく飲む!けど飲みすぎると気持ち悪くなる…というダブルバインドだけでもバランス感覚が必要なのだけど、なぜそれでも飲んでいたかというと、(3)のまわりに余計な気を遣わせないように、っていうのが私の場合はけっこう大きくて、どういうことかというと、ビール以外のものを頼む→めんどくさいヤツと思われたりしないか、私だけ違うもの頼むことで乾杯のタイミングが遅くなってしまったりしないか、とか、甘いカクテルのようなものを頼む→かわい子ぶってんじゃねえよと思われたりしないか、甘いお酒しか飲めないなんて子供っぽいと思われるんじゃないか、みたいな心配とか、ソフトドリンクを頼む→「飲まないの?」「やめてるの?」「前は飲んでたよね?」みたいに質問されることが想定されるということはそもそも飲むことが求められている場だと察する、みたいな感じで、まあ、お酒を飲んでましたよ。はい。

 

なんだけど、もう、これからはああいう場でお酒を飲まなくてもいいかなー。酔っ払って楽しいことって、あんまりないし。お酒を飲まなくても楽しめるし。飲むと食べ過ぎてしまうし。

 

お酒も飲まないなんてつまんない人生、と思われそうだけど、別にもう、人からどう思われたっていいや。1人で家でワンカップ飲んだり、ホットワイン飲んだり、たまーにビール飲んでやっぱ苦いって思ったり、それがいちばん気楽なんだから、それで満足だし、私にとっては十分楽しい人生なんだから、全然問題ないじゃん。

 

この春、けっこういろんなことがすっきりし始めて、私、もう要らないものは要らないって、それでいいと思えるようになってきました。1年前は、以前に持っていたものとか、まわりが持っているものとか、とにかく何かを手に入れなくちゃ!と焦っていたし、自分が持っていないということが不安で仕方なかったけど、人間、どんな状況にも慣れるものですねー。今、いろいろ試してみた後で、やっぱり要らないや、って思えるような心境です。