歴史の面白さと時代劇

ガラスのコップに熱い飲み物を入れたら熱くて持てないよー。あっちー。

 

今日は1日、工作みたいなことをして過ごしていた。5,6年前、私には何も特技がないと思って、「これで食べていく」みたいな手に職も、「これだけは負けない」みたいな特技も、何もなくて、とにかく器用貧乏なだけの自分に絶望していた。

 

けど今は、なんでもできる自分がエライ、と思う。工作は、お金を払って私に頼んでくれる人はいないけど、そこそこ器用にできると思う。料理も、人にふるまうことはできないけれど、自分が食べたいものを作ることくらいはできる。暗算も遅いし、会社の経理もできないけれど、表やグラフぐらいなら何を意味しているかは読み取れる。

 

社会はまるでダメですね。特に歴史。過去に人間が何をしてきたか、全く知りません。覚える気がない。覚えることの面白さが1つも分からない。だから覚えられない。

 

時代劇の面白さも、全くもって分からないです。どの時代にも、今の時代と同じ気持ちの動きがある、とか、そういうことを見て楽しむべきなのでしょうか? つらい時代でも、激動の時代でも、人々の行動や気持ちの美しさは同じ、みたいな?

 

でもそれって、あくまでも今の私たちが理解できるレベルの心理に合わせて描かれてますよね? 本当にその時代に、その人たちがそういうことを考えていたかどうか、本人たちじゃないと分からないんじゃないかなあ、と思うし、いろんなことを都合よく解釈して描いてるんじゃないかなあ、とか、なんでこんな意地悪なことを書いてるんだ、私は?

 

そうそう、時代劇というのならですね。狩猟採集の時代のドラマを書いてみたらいいのではないかと思うのです。そのころの人間が、どんな風に暮らしていたのか、気になります。当時のイケメンとはどういうものだったのか。当時の勝ち組とはどういうものだったのか。畑をもたず、たくわえを持たず、狩りと自然の恵みを採ることで生きていた時代、人々は何に喜び、何を憂いていたのか。

 

どうせ戻るなら、そこまで戻ってみてはいかがでしょうか。なんか、それってもうむしろSFみたいですね。

 

ああそうだ。こうして文章を書くことが好きな私は、平安時代の和歌のやりとりでモテるモテないが決まっていた時代に生まれていたらそこそこいい線行ってたんじゃないか、っていう気がします。

 

が、それも、今の時代から解釈してるからそう思うわけで、その当時はきっと、がんがんに女子力を磨くようなタイプが必死で和歌をひねり出していたのでしょうから、きっと私なんかは、「けっ」とそれをバカにして、むしろ着物とかに熱を上げたりしてたかもしれませんね。

 

こうなるともう、何が仮説なんだかよく分かりません。現実を受け入れて生きていくしかない。

 

おやすみなさい。