にんじんをゆでながら
昨日、寝る前に紅茶を飲んだせいか、朝早くに目が覚めてしまいました。紅茶を飲んでも寝つきは変わらないのですが、トイレに行きたくて目が覚めた。
久しぶりの早朝覚醒。久しぶりの、と書くということは最近の私はめっちゃよく寝られていた、ということだよなー、とそれってとてもありがたいこと。この2、3年、寝られなかったり、寝られたと思ってもすぐに目が覚めたり、ということがよくあったので。
心身ともに健康的な生活を送っているというのは、何にも代えがたいことです。本当に。
早くに目が覚めたので、今、にんじんをゆでています。ぐだぐだにゆでて、つぶして、ホットケーキミックスと混ぜて焼こうと思う。子供たち、食べてくれるか分からないけど、少しでも野菜を食べさせたい。
家庭において親が子供の食事を用意する、という、わりと普通に見える毎日の営みには、実はものすごくたくさんの機能が付加されていて、その1つ1つを切り離すことをあんまりしないで、わりと「それが普通」のこととしてみんな行っていると思う。
付加されている機能とは、
・カロリーの摂取
・栄養素の摂取
・生命の維持
・誰かからケアされているという安心感
・食を囲むことによる人とのつながり
・食に対する知識を身につける機会
・味覚の満足
・食事のマナーを身につける機会
・食べられるものを増やしていく機会
・満腹感
・食べたいものが食べられるという達成感
といったところでしょうか。
私は、毎日子供たちの食事の世話をすることができないから、上の1つ1つを切り離して、足りないものを少しでも補ってやることができれば、と思っている。
栄養素の摂取、というところがおざなりになりがちだけど、学校に行っているうちは給食があるから最低限のところは何とかなると思っている。が、春休みともなると心配…。
そんなわけで、これからにんじんをつぶしてきます。予想としては、あんまり美味しくできなくて、子供たち食べてくれなくて、自分たちの母親は料理が下手、という、
・各家庭の文化の構築
が強化されるのではないか、という気もしてきましたが、それはそれで仕方ない。家庭は文化であって、文化を変えるのはたやすいことではないのです。
んでは。