途方に暮れている

子供のころはものすごく早寝をさせられていて、よく、夜中に目が覚めて親のところに行ったものだけど、うちの子たちにはいっさい、それがない。今はもう離れて暮らしているから当たり前だけど、思うに、私はそれほど睡眠を必要としないタイプで、それにもかかわらず早寝させられ過ぎていたのではないか。早寝早起き朝ごはん、とか言うけど、今の私はあまりそれを信じていなくて、早寝させられないことに親が罪悪感を抱くくらいなら、多少遅くまで起きていたとしても、親子みんなが気分よく過ごせることのほうが、ずっと大事なような気がする。

 

しかしまあ、母親というものはどうしてこうも子育てに全力を注いでしまうのでしょう。私も、長男の育児はちょっとどうかしてましたわ。とにかく最良で最善の母親にならねば、最高で最上の子育てをしなければ、と、完全に盲目になっておりました。

 

それがあったからこそ今の長男がいい子なのだ、と言われればそうかもしれないけど、いや、そういうわけでもないよなー、というのが正直なところ。息子は息子で、もともとすくすくと伸びる素質を持っていて、それが邪魔されずに育っただけ、という気がする。

 

もちろん娘も次男も可愛いし、とてもいい子たちだけれど。まだ小さいから、なんとも言えないなあ。その年齢としては十分にしっかりしてるし、何の問題もない、と思うけれど。

 

人間の子育ては、時間がかかりすぎますね。そして、子育てが終わってからの人生も、時間がありすぎますね。最近の私は、この先の人生の長さに、途方に暮れているのですよ。