ニット帽をかぶった中年女性
寒い。家の中でニット帽かぶってるくらい、寒いです。
ニット帽かぶって、もちろん手袋もしている。指先が出るタイプのやつ。手首がとにかく寒いので。
暖房を入れても、ひざかけをしても、寒い。あと、覆われていない部分は顔くらいのものだけど、頬っぺたが寒くて、なんとかならないかと思っている。家の中で目出し帽をかぶらなきゃいけないくらいだ。
しかし、これでも人と異なることをするのが平気になったのはここ5年くらいのもので、30代前半くらいまでは、寒いときには寒さを我慢しなくてはいけないと思っていた。
職場で手袋なんてしなかったし、靴下は重ねても2枚くらいだったし、カイロを貼るのは特別に寒い日だけだった。
今では、職場でも毎日手袋しているし、靴下は4枚くらい重ねるし、12月になったら足裏カイロを120個買って、毎日貼って春まで乗り切れるようにしている。
人と同じであることよりも、私にとっては寒さ対策をすることのほうが大切だということに気づいてから、まだ10年も経っていない。おばちゃんになるとはこういうことだ。どんどん生きやすくなるのだ。
もう、足首を出したりしなくていいのだ。薄着で我慢したりしなくていいのだ。
みんな、早くおばちゃんになればいいのに。
おやすみなさい。