真情の吐露

会社で仕事をするのが好きだ。はっきり言って、今、何より好きなことだ。1日のなかの、起きているうちでいちばん多くの時間を何より好きなことに使っている私は、なんて幸せなのだろう、と思う。

 

だからといって、働き続けることはできない。洗濯や掃除などの家事は自分でやらなければいけないし、子供たちは私に会いにくるし、適度に十分に睡眠をとらなければ健康を損ねるし、この先も長く働き続けるためには毎日少しずつの運動もしたい。

 

今日は子供たちに「2時か3時くらいには帰るね」と言って出かけてしまったものだから、2時には会社を出なくてはならなくて、3時に家に帰ってから、ずっとやりたいことができない感覚にイライラしていた。

 

子供がいると、どうしても母親でいなければいけないと思ってしまうのだ。思ってしまうけれども、母親ではない部分の自分がざわざわして、引き裂かれるような思いでイライラしてしまうのだ。

 

仕事ができないなら開き直って音楽でも聞こう、とゆったりクッションに腰を下ろしてイヤホンを耳に入れたところで、子供が「お茶ちょうだい」と言う。お茶くらい自分で冷蔵庫から出して飲めばよい、と思うのだけれど、きっと父親と暮らしている向こうの家ではそれをしているのだろうから、せめて私といるときくらい甘やかしてやりたい、と思って、それなのにイライラしてしまう。イヤホンを耳から外して腰を上げると、お茶を子供の前に置いた後も、もう音楽を聴く気分は失せてしまっている。

 

2日ほど前から、見たいと思ったDVDが再生途中のまま、ずっとPCに入ったままだ。細切れでもなんでも、2時間という時間さえとれなくなるのだから、子供と一緒の休みの日はつらい。

 

おやすみなさい。