母と言えども稼がねば

こんなにヒマなら年賀状配達のバイトでもすればよかった…とこの三日間、何度思ったことだろう。

 

しかし、実際にそうしなかったのは、子供たちがいるからだ。別居しているとは言え、子供たち、休みの日はほとんどうちに遊びにきて入りびたりになる。子供たちが私と同じ空間にいる限り、私は母親であることが最優先になる。

 

のどが渇いたと言えばお茶を出し、お腹すいたといえば食事を作り、ヒマだと言われれば一緒にゲームをし、パソコンの操作が分からなければ教えてやり。

 

もちろんその都度「〇〇してください」と言わせたり、ありがとうの言葉を忘れないように気づかせたり、母親を奴隷扱いしないようなマナーは伝えているけれども、それでも私が常に彼らを最優先にしたいという気持ちはどうしようもなく自然なものだ。その私の欲求に従っている限り、彼らと同じ空間にいながら仕事なんてできたものじゃないし、耳をふさいでDVDを見るなんてとてもじゃないけどできないし、本を読んでいても細切れになってしまうのだ。

 

子供たちを放ってバイトをしていたら、いくばくかのお金は入ってきただろうと思うけども。世の中が私を求めることについての対価と、子供たちが私を求めることに対する時間を比べて、私は後者を選んでいるというわけ。

 

お金はいつか取り返せると思うから。でも、子供が子供でいるのは今しかないと思うから。

 

お金はいつか取り返せる…そのために、隙間時間を使って仮想通貨の口座を開設しましたよ、このお正月。うひひ。

 

今日はちょっと風邪っぽいので休みます。おやすみなさい。