ざりがに登場
へーきーえーきー。
めっちゃよくしゃべる男性の「しゃべりたい欲」を浴びて、ぐったりです。
人間のダダ漏れになった欲求を目の当たりにすると、びびります。本能的に警戒心が作動するのですが、これは私が女性だからでしょうか?
私が人の本能を目の当たりにしていつも恐怖を感じるのは、朝の通勤電車です。私が利用しているのは始発駅なのですが、駅に電車が入ってきて、とびらが開き、中から降りるお客さんが出きるか出きらないかのところで、人々が欲求をあらわにします。座りたい! 座りたい! 座りたい!!
私も座りたいのは同じです。ですが、そこまで欲求をあらわにしてよいものなのか、いつも戸惑います。あの、乗客が車内になだれ込む瞬間、あれって目をそむけたくなるようなシーンだといつも思います。実際、目はそむけずに社内中央の座席を凝視して私もずんずん進むわけなんですけど。
あの、電車の座席を目指して欲求をあらわにした人間の姿に、守銭奴、とか、餓鬼、とかみたいな言葉を作りたい。
えーと…座利我仁(ざりがに)?
なんかちょっとありがたい言葉っぽい。