うさぎは孤独でも死にません

行きましたよ、プール。調べてみたら、うちの近くの区民プールが、夜8時50分まで泳げることが分かったのです。1時間250円。ものすごくありがたいことではないでしょうか。日曜日の夕方は、仕事で拘束されるのですが、それが終わってからでも通えることが分かりました。少し前に、張り切って水着を買ったので、元を取ろうと思います。

 

水着を着て、プールのトイレで鏡を見ましたが、なんつーか、私って、ゴツイ。いや、たくましい、と言ったほうが適切か。身長が170近くあって、決してデブという印象は与えないと思うけど、かといってスラっとしてるわけではないので、なんだか、「容積が大きい」という感じなのです。たくましすぎて、なんかもー1人で生きていける感がめっちゃ出てる。

 

少し前にママ友に夫との仲が破綻していてそのうち離婚すると思う、みたいなことを話したら、「うん。いいんじゃないかな。うさぎさん、全然1人で生きていける感じするもんね」と言われた。

 

…えーん。そりゃあ1人でも生きていけますよ。大の大人が、1人じゃ生きていけないなんて、情けないですよ。でもさー、私だって好き好んで孤独になりたいわけじゃないのよー。だからブログのタイトルも「誰か私と一緒に老いてくれないか」なんだし。

 

そりゃー、それまでの人生から大きく外れる道を選ぶときには勇気がいります。私も、離婚届を役所にもらいに行ったときはガタガタ震えてたし、いよいよ離婚が決定的かとなったときは、めっちゃ焦って次の相手を見つける方法ばかり考えてた。

 

けど、自分が傷つかないように&まわりの大切な人たち(子供とか職場の人とか)を傷つけないように、と毎日の判断を続けていたら、落ち着くべきところへ落ち着いて、今は、これからの人生にほとんど恐怖はない。将来のことを恐れるあまり、大切なもの(お金とかお金とかお金とか)を失うのは愚かなこと。

 

子供たちは簡単には母親(私)を嫌いにならないし、私は私で、それにつけあがって慢心することなく、子供たちがちゃんと私の愛情を受け取っているか、毎日言葉と行動で確認している。結婚制度も、血縁関係も、愛情を確約することなんてできなくて、ただただできるのは、日々、愛情を言葉と行動に表すこと、そしてそれが正しく相手に伝わっているかを確認すること、それだけだ。

 

えーと、何の話でしたっけ。なんでプールの話から愛情の話になったんでしたっけ。

 

あ、そうそう1人で生きていける感の話でした。

 

それこそね、夫とはもうダメだ、って思って、次を探そうと真剣にその出会いの場を探していて、離婚できないうちはツ〇ァイとか〇ーネットとかも使えないし、仕事関係の人でごちゃごちゃこじらせるのもイヤだし、とか考えて、スポーツクラブに入ろうか、と思っていたんですよ。それで先走って水着を買ったわけなんですけど。

 

定期的にプールに通えば、ダイエットにもなるし、体力向上にもなるし、さらに出会いがあれば一石三鳥。そのころ、バカなLINEばっかりしてた友達と、

 

「プールの帰りに声とかかけられたりして」

「『よくお会いしますよね』って?」

「『はい、私もまた来てらっしゃるなって思ってました』」

「会社、お近くなんですか?」

「そうなんです」

「実は探していたんですよ」

「えっ?」

「プール以外でばったり会えないかなあ、なんて」

「本当ですか?」

「すみません、気持ち悪いですよね」

「突然話しかけられたらびっくりしたでしょうね」

「でも今、びっくりされなくてよかった」

「あ、本当ですね」

「すごく勇気を出したんですよ」

「ぎゃああああ、楽しいいいいいいい!!!」

 

なんて会話をしたりしてました。

今、あらためてこうして書いてみると、アホ過ぎますね。でも、楽しかったんだもん。

 

ま、こんなアホな妄想のために、高いスポーツクラブに入会しなくてよかった。近くの区民プールで泳ぎます。がっしがっし泳いで、もっりもっりに筋肉つけて、がっつがっつ健康になって、1人で生きていこうと思います。さーて、今週も働くぞっと。