だいぶ治ったけどまだちょっとお腹痛いのでもう寝ます

お昼に泣き言を書いた後でちゃんと仕事して、褒められました♪ お客様に褒めていただいたので、とても嬉しいです。えへへ。

 

私は3年ほど前に転職したんですが、前の会社でどんな仕事をしていたのか思いだせないくらいに、以前は仕事に熱が入っていなかったと思います。会社が自分に合っていませんでした。なのに、新卒から16年も働いてしまった。そして、職場の人たちからはかなり好かれていた。と思う。

 

いきなり経営者になってしまうなどという無謀な人生ですが、じゃあ、過去のどの時点で何をどう変えたら無謀ではない人生だったかというと、どう考えても、今の人生しか選択肢がないんですよねー。何をどう仮定してみても、今がいちばん幸せ。

 

父親も自営業をしていて、私と弟を大学まで行かせてくれて、私には留学までさせてくれたので、それなりに稼いでいてくれたと思うのですが、しかし、今はど田舎でバナナを食べて暮らしているという貧乏、もとい質素な生活。彼は間違いなく幸せそうだけれども、はて、成功者と言えるのだろうか、と考えると、うーん、答えが出ない。

 

父は、高専を卒業して、ものすごく大手の建設会社に就職した。設計の仕事がしたくて。だけど、新卒の社員がやらされる理不尽な業務にキレてしまって、数か月で辞めたそうです。勤め始めてすぐ辞めるのは、何も今の若者に限ったことではないのです。

 

そして、ヨーロッパに留学したんだってさ~。その間、母さんが仕送りをしてたんだってさ~。で、ヨーロッパで建築の仕事ができるようになったら母さんを呼び寄せるつもりだったらしいんだけど、建築の世界が「日本とは全然違う」ってことを知るに至って、日本に帰ってきたんだってさ~。

 

らしい、らしい、って不確かな書き方してるけど、そんな感じだったと聞いております。もっとちゃんと聞いてちゃんと書いてあげたらいいんだけどねえ。書いて本にしたら売れるかなあ。自費出版とかしようかなあ。

 

しかし私は、両親の若き日の話を聞くたびに、「えー、父さんがそこで頑張ってヨーロッパにいてくれてたら、私、パリジェンヌとして生まれてたのに!」って思います。なんか、人生ちがってただろうなあ。って当たり前か。っていうか、そこで生まれていたのが私なのか、それはこの私なのか、もはや哲学的によく分からないぞ。

 

うちの子供たちも、「えー、母さんがそこで〇〇してくれてたら、俺、〇〇だったのに!」って思うようになるのかな、いずれ。どんな選択肢があるのか、さっぱり想像もつかないけど。例えば将来、「あのとき××を紹介しなかったら、母さんはまだ独身だったかもなー」とか、息子の友達と結婚するなんて可能性を妄想するバカな母ちゃんでごめんなさい。もうこれ以上子供は産まないよ。

 

さて、父の職業は建築士だったわけですが、本当は小説家になりたかったそうです。めちゃめちゃ本を読む人だから。だけど、自分で書いた文章を自分だけで面白がっちゃうようなところがあって(と書きながら、私、そういうところそっくりじゃん、と自分で早速ツッコミました)、客観的にというか、万人に受けるような文章は書けない人だったんじゃないかな。

 

父さん、今からでも小説家を目指せばいいのにな。こんなに書こうと思えば書ける、読ませようと思えば読ませられる状況が整っているんだから。

 

ちなみに私、2時間でショートショートを書き上げて、星新一賞に応募したことがあります。箸にも棒にもかかりませんでしたけどね☆

 

お、や、す、み、な、さ、い。