1日は24時間

悔しーい。昨日は久しぶりに寝落ちしてしまった。着替えずに、電気つけたまま。

 

私の母親は、「嘘をつくこと」だけ絶対に許さない人で、私は「どんなに悪いことよりも、それを隠したりごまかしたりすることは、もっと悪い。」と教えられてきた。母親から教えられた唯一のことだと言ってもいい。

 

それに対して、父親から言われた唯一のことが、「時間を無駄にするな」だった。父は子育てとか私の進路とか、全然興味のない人だったけど、電気をつけっぱなしで寝ていると、夜中にものすごく怒った。「勉強するならする。本を読むなら読む。寝るなら寝る。中途半端なことをするな。1日は24時間しかないんだぞ。もったいない時間の使い方をするな。」と。

 

父親が、時間の大切さや24時間の使い方について話していたことが、やたら私の記憶に残っている。「人間は不公平なものだ。生まれた家庭や場所、時期は、ものすごく恵まれている人もいるし、ものすごく不運な人もいる。だけど、1日が24時間だというのは誰にとっても同じなんだ。どんなにお金持ちでも、どんなに貧乏でも、1日が24時間だというのは変わらない。だからこそ、その24時間をどう使うかで、その人がどういう人間かを決めるんだ」と。

 

父親はお酒を飲まない人だった。「お父さんはお酒の味が嫌いなわけではないけれど、お酒を飲むと、それよりもっと好きな本を読んだり音楽を聴いたりすることができなくなるから、だからお酒を飲むのが嫌いなんだ」と言っていた。

 

まあ、そんな父も、テレビの野球中継見ながら、うとうとしてることはよくあったのだけど。

 

そう考えると、子育てって難しいな。親の背中を見て子供は育つというけれど、私が覚えている父親の背中は、働きすぎて神経を使いすぎて胃炎になって毎晩吐いている父さんと、テレビ見たり映画見たりゴルフ行ったりして人生を楽しんでる父さんくらいのものだ。一緒に遊んでもらったり、勉強を教えてもらったりした記憶はほとんどない。

 

だけど、1日の24時間を大切にしなさい、という教えは私にしっかりしみ込んでいる。彼が私に教えたかった唯一のことを、私は忘れないでいる。

 

うまいまとめ方が思いつきませんが、そんなわけで、1日の30分ほどをブログに使いました。まずはここまで。